アート観客   since 1996

1996年からアートを観客として見てきました。その記録を書いていきたいと思います。

2020-01-01から1年間の記事一覧

「時間の形式、その製作と方法 田中功起作品とテキストから考える」企画・上妻世海。2017.9.3~9.30。青山目黒。

「時間の形式、その製作と方法 田中功起作品とテキストから考える」 企画・上妻世海。2017.9.3~9.30。青山目黒。 2017年9月30日。 この前は、祐天寺から駒沢通りを歩いて、そのギャラリーにたどりつき、道をはさんだ向こう側にブルーボトルコーヒーが…

柳幸典「ワンダリング・ポジション」。2016.10.14〜12.25。BankART Studio NYK。

柳幸典「ワンダリング・ポジション」。2016.10.14〜12.25。 BankART Studio NYK。 2016年12月22日。 今年、直島に行き、そこのホテルのミュージアムで、柳幸典の作品をゆっくりと見た。それは、「ワールドフラッグアントファーム」で、それも、ヨー…

「もう一つの選択」。2015.10.17~11.8。横浜市民ギャラリーあざみ野。

「もう一つの選択」。2015.10.17~11.8。 横浜市民ギャラリーあざみ野。 2015年11月7日。 行ったことがないギャラリーは、それだけで、ちょっとワクワクする。 あざみ野。たまプラーザの隣の駅。気持ち的に遠い気がしていたが、電車に乗ったら、いつの…

「篠原有司男・篠原乃り子二人展」。2013.12.13~2014.1.13。パルコミュージアム。

「篠原有司男・篠原乃り子二人展」。2013.12.13~2014.1.13。パルコミュージアム。 2013年1月6日。 映画もやっていて、展覧会と両方を見たい気持ちもあったけれど、展覧会を見ようと思ったのは、アーティストは何しろ作品を見て欲しいだろう、と勝手に…

津田隆志/高木みゆ Split Exhibitions 。高木みゆ展「しょーもないわたしの10代が終りました」。2013.5.13~5.31。ビジュアルアーツギャラリー東京。

津田隆志/高木みゆ Split Exhibitions 。高木みゆ展「しょーもないわたしの10代が終りました」。2013.5.13~5.31。ビジュアルアーツギャラリー東京。 2013年5月27日。 都電に乗った。椹木野衣のツイッターに載っていた写真展が気になって、地図を見な…

「大友克洋 GENGA展」。2012.4.9~5.30。アーツ千代田3331。

「大友克洋 GENGA展」。2012.4.9~5.30。アーツ千代田3331。 2012年5月26日。 盛り上がりもすごかったし、批判が聞こえにくい展覧会だったし、わざわざ日時を指定したチケットを前もってローソンで買わないと行けなかったし、で、だから、1ヶ月くらい…

「生命の樹」。2011.2.23~6.26。岡本太郎記念館。

「生命の樹」。2011.2.23~6.26。岡本太郎記念館。 2011年6月4日。 1ヶ月ぶりにアートに妻と出かけようと決めた日に、腰が痛くなり、でも、大丈夫と思ってそのまま電車に乗って、表参道で降りて、岡本太郎記念館へ行った。いつ以来だろう。何度か来て…

奈良美智展『セラミック・ワークス』。2010.5.15~6.19。小山登美夫ギャラリー。

2010年6月12日。 今は、学校に通い始めて、かなりの変化があって、何より自分自身のストレスがかなり少なくなっているのが分かり、確かに授業や学校の中でのことで多少の嫌なことや困った事や、へこんだりもするけれど、まだ私にとっては大学という場…

L_B_S 名和晃平 展。2009.6.19~9.23。メゾンエルメス フォーラム。

L_B_S 名和晃平 展。2009.6.19~9.23。 メゾンエルメス フォーラム。 2009年9月14日。 銀座で降りて、エルメスのビルに向かう。何度か来ているのに、忘れていて、その出口に来たとたん、大勢の人を拒否するような細いエレベーターとちょっと暗い照明を…

Chim↑Pom 「日本のアートは10年おくれている」。2008.7.7~7.27。ナディッフ・ギャラリー。(NADiFF a/p/a/r/t)。

Chim↑Pom 「日本のアートは10年おくれている」。2008.7.7~7.27。ナディッフ・ギャラリー。(NADiFF a/p/a/r/t)。 2008年7月26日。 恵比寿で降りる。地図をプリントアウトしていて、それを見ながら、歩く。途中で、電信柱に矢印が書いてある。途中…

「メルティングポイント」。2007.7.21~10.14。東京オペラシティアートギャラリー。

「メルティングポイント」。2007.7.21~10.14。 東京オペラシティアートギャラリー。 2007年9月29日。 こういう空間を変化させる展覧会は現地に行かなきゃ、みたいな気持ちがあったので、行けることになってよかった。 雨がチラホラ降っているせいもあ…

「秘すれば花」東アジアの現代美術。「ストーリーテラーズ」展。2005.3.29~6.19。森美術館。

「秘すれば花」東アジアの現代美術。 「秘すれば花」東アジアの現代美術。 奈良美智は、やっぱり面白いと思ったりもした。 山口晃の作品があって、その線について、いろいろな見方があるのも知った。 こんな風な作品が集まるような展覧会に、また行きたい、…

「Four handed lights」小泉伸司。2004.2.28~3.13。art & river bank 。

「Four handed lights」小泉伸司。2004.2.28~3.13。 art & river bank 。 2004年3月13日。 なんだかとても憂うつでがっかりすることがあって、歩いて多摩川ぞいを歩いて、多摩川に出来たギャラリーへ1人で行った。これで3回目。 水路で椿が落ちてい…

MOTアニュアル2004 「私はどこから来たのか/そしてどこへ行くのか」。2004.1.17~3.21。東京都現代美術館。

MOTアニュアル2004 「私はどこから来たのか/そしてどこへ行くのか」。2004.1.17~3.21。東京都現代美術館。 2004年2月25日。 今日は義姉が来てくれて、義母をみてくれるので、おかげで妻と一緒に出かけられた。 午前11時40分頃に出発。1…

「もうひとつの現代展」。2003.10.11~2004.1.25。神奈川県立近代美術館 葉山。

「もうひとつの現代展」。2003.10.11~2004.1.25。 神奈川県立近代美術館 葉山。 2003年10月22日。 入院中の母が、テレビで見たのか、それとも、何かの話のついでに出たのか、それは忘れたが、何しろ、新しく葉山に美術館が出来るという話題になり、…

「森村泰昌写真展」。2002.4.27~7.7。川崎市市民ミュージアム。

「森村泰昌写真展」。2002.4.27~7.7。川崎市市民ミュージアム。 2002年6月1日。 会田誠。村岡三郎、そして森村の3人のトークショーも見た。 そこで、森村はかなり見事に司会をしていた。会田誠がしゃべっているのを見て、本当に見た感じと近い人なの…

「美術館を読み解く」。2001.1.23~3.11。東京国立博物館(上野公園)。

「美術館を読み解く」。2001.1.23~3.11。東京国立博物館(上野公園)。 2001年3月8日。 読み解く。という言葉が、少し苦手だ。 何か、必要以上に高飛車な感じがする。こうやって、何かを書くこと自体、すでに偉そうになっているのは前提だとしても、で…

「青木野枝 展 ― 軽やかな、鉄の森」。2000.11.23~12.27。目黒区美術館。

「青木野枝 展 ― 軽やかな、鉄の森」。2000.11.23~12.27。目黒区美術館。 2000年11月25日。 鉄を鉄のまま、というよりも、粗い仕上げだからそれでかえって柔らかさを出している太い鉄棒を組み合わせて、空間に作品を広げている。特に部屋いっぱいに…

「風景の見え方 写真・抽象・ことば」。1998.12.13~1999.3.28。川村記念美術館。

「風景の見え方 写真・抽象・ことば」。1998.12.13~1999.3.28。川村記念美術館。 1999年2月20日。 去年に行った企画展「アートなの?」と、そのギャラリートークの印象が良くて、機会があれば、また行きたいと思っていた。それも、佐倉市立でフンデル…

「クローズ・アドベンチャー 意思をもった布 Part1:トニー・アウスラー」。1998.1.22~2.15。福岡。三菱地所アルティアム。

1998年2月2日。 仕事の合間、天神へ行く。キャナルシティを探して、見つけられず。自分が馬鹿みたいだった。 ビルの中の小さなギャラリー。 ほとんど、人はいない。中へ入ると薄暗く、布で作った人形に、顔が映っている。分っているのに、妙にリアルで…

「トニー・アウスラー+マイク・ケリー展。ポエティクス」。1997.11.23~1998.3.29。ワタリウム美術館。

「トニー・アウスラー+マイク・ケリー展。ポエティクス」。1997.11.23~1998.3.29。ワタリウム美術館。 1998年2月24日。 九州で展覧会を見て、名前を憶えたトニー・アウスラー。確かに、同じような作品があって、それを見ると、何だか満足感はあった…

「レオ・レオーニ展」。2016.11.30~1997.1.12。板橋区立美術館。

「レオ・レオーニ展」。2016.11.30~1997.1.12。 板橋区立美術館。 1997年1月5日。 月に一回、新聞の地域ごとの薄い小さなPR版がある。そこの片隅に催し物の招待券のプレゼントがあるのに気がついた。感想などを書いて、割と素早く出せば高い確率で当…

「1953年 ライトアップ 新しい戦後美術像が見えてきた」。1996.6.8~7.21。目黒区美術館。

「1953年 ライトアップ 新しい戦後美術像が見えてきた」。1996.6.8~7.21。目黒区美術館。 1996年6月。 たぶん屈折した興味だろうが、「1953年ライトアップ展」のこんな言い方で、見にいこうと思ってしまった。 『戦後美術の流れの中で、何も重…

「紺泉 ある庭師—多分のひととき」。2007.8.10~8.31。原美術館。

「紺泉 ある庭師—多分のひととき」。2007.8.10~8.31。原美術館。 2007年8月25日。 原美術館へ、友人と一緒に待ち合わせ、五反田で無事に会えた。 コレクション展。いきなり大竹伸朗の作品があった。網膜シリーズ。このくらいの時の作品が一番いい、と…

「わたしいまめまいしたわ 現代美術における自己と他者」。2008.1.18~3.9。東京国立近代美術館。

「わたしいまめまいしたわ 現代美術における自己と他者」。2008.1.18~3.9。東京国立近代美術館。 2008年3月1日。 何か目をひくような豪華な材料はないのに、冷蔵庫のありもので、出来てみたら、想像以上においしく、そして、見た目も何が優れているか…

「奈良美智+graf A to Z」。2006.7.29~10.22。吉井酒造煉瓦倉庫。

「奈良美智+graf A to Z」。2006.7.29~10.22。吉井酒造煉瓦倉庫。 2006年10月19日。青森県弘前。AtoZ展。 最初は、遠いし、時間もないし、母のことがあるし、ミサどのもいるし、で、あきらめていた。でも、この展覧会は行かなかったら、たぶん1生…

金氏徹平:溶け出す都市、空白の森 展。2009.3.20~5.27。横浜美術館。

2009年5月16日。 日比野克彦がダンボールで船を作って、さらに、各地で育てた朝顔のタネを運ぶというプロジェクトも続けていて、それらを横浜でもやり、その船を展示しているというのと、金氏の作品をテレビか何かで見たかで、妻も見たいというので出…

「木村太陽展」。2005.4.15~5.21。ヨコハマポートサイドギャラリー。

2005年5月13日。 早く起きて、それも予定よりも20分遅くなったから、凄くあわてて15分くらいでしたくをして出掛けて、昼前に病院に着く。それから2時間ほど病院にいて「じゃあね」とレクリエーションのスペースで母を見送って、他の患者さんと少…

ヨコハマトリエンナーレ2011。2011.8.6~11.6。横浜美術館、日本郵船海岸通倉庫(BankART Studio NYK)、その他周辺地域。

ヨコハマトリエンナーレ2011。2011.8.6~11.6。横浜美術館、日本郵船海岸通倉庫(BankART Studio NYK)、その他周辺地域。 2011年9月6日。 義母をショートステイに預けているので、妻と昼頃からトリエンナーレにでかけられる。今日も妻は、義母を午…

「こたつ派 2」サカグチヒロノリ+大塚聡+隠し玉。2004.7.27~8.21.ミヅマアートギャラリー。

2004年8月4日。 初めて山手通りから、駒沢通りへ曲がって、ビルについた。 2階へ上がる。 ドアの前に近づくと、音が聞こえる。人のしゃべり声みたいな音が聞こえる。一瞬、そんなに人がいるのか、と思ったが、録音の声だと分るとなんだか落ち着く。人…