アート観客   since 1996

1996年からアートを観客として見てきました。その記録を書いていきたいと思います。

2023-02-01から1ヶ月間の記事一覧

斉藤圭太展『水をなぞる/うつろい時間』。2014.2.8~2.15。Hasu no hana。

斉藤圭太展『水をなぞる/うつろい時間』。2014.2.8~2.15。Hasu no hana。 水の景色というのは、これまでも数限りなく見てきた記憶がある。 だけど、同じようで、似たものにならないような気がする。 「現実に存在する最も身近な境目として、 水をモチーフに…

映画「マッドマックス 怒りのデス・ロード」。2015.7.2。川崎トーホー。(ダイスビル内)

「マッドマックス 怒りのデス・ロード」予告編 https://www.youtube.com/watch?v=YXhJGkZzS-4 2015年7月2日。 仕事の帰りに寄った。 ダイスビルの映画館は2度目で、席のとりかたも覚えて、すみっこの2つだけ並んでいる席をとって、本を読みながら、…

「gaku寄り道 展」。2014.2.1~5。Hasu no hana。

「gaku寄り道 展」。2014.2.1~5。Hasu no hana。 雑貨店という名前におさまるのではなく、古道具と手仕事の店、という表現をしていて、その言葉に沿うようなモノが、ギャラリーに並んでいる。どこか、重みのような感覚は伝わってくるし、その店を支える店主…

映画「フレンチアルプスで起きたこと」。2015.8.10。ヒューマントラストシネマ有楽町。

「フレンチアルプスで起きたこと」公式サイト。 https://www.magichour.co.jp/turist/ 2015年8月10日。 そういえば、ラジオでジェーンスーが、すすめていたなあ、と思って、見ようと思ったのが、この映画だった。 きれいな、新しいマルイの上の映画館…

Yu Cotton-well 「Catching Up」。2013.12.07~27。Hasu no hana。

Yu Cotton-well 「Catching Up」。2013.12.07~27。Hasu no hana。 柔らかい印象がある作品が並ぶ。 だけど、近くで見ると、また違う意味を感じる。 『織物染色や刺繍などファイバー素材を取り入れて制作をしている Yu Cotton-wellの作品は一見美しく、可愛ら…

映画。「ゼロ・グラビティ」。2014.2.26。109シネマズ川崎。

映画「ゼロ・グラビティ」youtube https://www.youtube.com/playlist?list=PLizFMbnOjAaXqTL_EKmLQLhNCydq6NDzA 2014年2月26日。 ライムスターの宇多丸氏が、ラジオで、今、この時代に見たほうがいい、それもアイマックスという今の時点で最高の3D…

三浦かおり展『記憶の果て』。2013.11.4~27。Hasu no hana。

三浦かおり展『記憶の果て』。2013.11.4~27。Hasu no hana。 文庫本を切ったりして、違うものにしている作品が並ぶ。 『中古の文庫本を素材としてシリーズを制作・発表する 三浦かおりは、本というメディアがもつ情報の塊を壊し、 人が持つ記憶の曖昧さを表…

映画「君の名は。」。2017.1.16。109シネマズ川崎。

『君の名は。』ホームページ http://www.kiminona.com/ 2017年1月16日 ずっと見たいと思っていた。ずっと、この新海誠の話は遠くから、でもとても貴重なもののように聞こえていた。『ほしのこえ』というタイトル。そして、とても繊細で、まさに新しい…

岩渕芙美子 展「bird camp」。2013.7.3~19。Hasu no hana。

岩渕芙美子 展「bird camp」。2013.7.3~19。Hasu no hana。 最初のアイデアから、どうやって作品にするのか、それも含めて、展示してくれている。 そして、衣装は、布という制約と、それを着る人がいて、そのことで、また誰が身につけるかで、全く印象が変わ…

映画「VHSテープを巻き戻せ!」。2014.8.25。渋谷アップリンク。

「VHSテープを巻き戻せ!」ホームページ https://www.uplink.co.jp/vhs/ 2014年8月25日。 チラシには、テープの着ぐるみを来た男性。VHSテープは、すでにマニアックに語られるものなんだ、という時間の流れみたいなものを感じて、ツタヤで貸しビデ…

石田寛子展(音楽:伊藤祥子、西出裕一)「gommy Life」。2013.5.31~6.12。Hasu no hana。

石田寛子展(音楽:伊藤祥子、西出裕一)「gommy Life」。2013.5.31~6.12。Hasu no hana。 おそらく、誰もが一度は考えるのは、暮らしの中にある「ゴミ」かもしれないものを、「作品化」できないか、だけど、それを実現させたり、さらには、本当に「作品」に…

映画『エゴン・シーレ 死と乙女』。2017.2.25。ヒューマントラストシネマ有楽町。

「エゴン・シーレ 死と乙女」。 http://albatros-film.com/movie/egonschiele/info/?page_id=8 2017年2月25日。 有楽町駅からすぐそばのビルの上の映画館。なんとなくこじんまりとしていて、かなり居心地がよいといっていい場所で、そこで待ち合わせ…

矢野まり 展。2013.2.9~3.10。Hasu no hana。

矢野まり 展。2013.2.9~3.10。Hasu no hana。 絵画作品と、言葉が並ぶ。 それで、空間の雰囲気が違ってきている。 「ことばは まなざし まなざしは おくりもの いのりは まなざし まなざしは きづき ともに いきる しずかな あいず」 (作者の言葉) 「オイ…

「文化庁メディア芸術祭 25周年企画展」。2023.2.4~2.14。寺田倉庫B&C HALL / E HALL。

「文化庁メディア芸術祭 25周年企画展」。2023.2.4~2.14。寺田倉庫B&C HALL / E HALL。 2023年2月12日 知人に教えてもらって、この企画展を知った。 25周年企画のはずなのに、それほど大々的に宣伝もされていないし、それだけの歴史を蓄積してき…

映画「この世界の片隅に」。2017.3.2。キネカ大森。

映画「この世界の片隅に」サイト https://ikutsumono-katasumini.jp 2017年3月2日。 ずっと見たいと思っていた。 評判が高いというのもあったし、少しずつ見えてくる感じが、これは、去年から「シン・ゴジラ」「君の名は。」と見て、それに加えて、こ…

武藤麻衣展『できれば進化して防護したい』。2013.1.9~2.6。Hasu no hana。

武藤麻衣展『できれば進化して防護したい』。2013.1.9~2.6。Hasu no hana。 ギャラリーに写真や、映像が流れ、それは、作家が、どうやらパフォーマンスをしていて、それは、何をしているのか、よくわからないのだけど、なんだか見てしまうし、アートでないと…

映画「リアリティのダンス」。監督:アレハンドロ・ホドロフスキー。2014.12.20~26。早稲田松竹。

映画「リアリティのダンス」。監督:アレハンドロ・ホドロフスキー。2014.12.20~26。早稲田松竹。 2014年12月21日。 去年、この監督の存在を知った。もう40年前に一部で熱狂的な支持を受けた映画を作った人だということも去年知った。少しでも映画…

後藤裕子 展「タネのゆくえ」。2012.12.1~12。Hasu no hana。

後藤裕子 展「タネのゆくえ」。2012.12.1~12。Hasu no hana。 おだやかな世界に思えた。 自然を題材にすると言うのは、とても昔からずっとおこなわれてきて、それは、これからも続くのではないか、などとも思えた。 「津久井湖城山公園などのフィールド観察…

映画「ホドロフキーのDUNE」。監督:フランク・パヴィッチ。2014.12.20~26。早稲田松竹。

映画「ホドロフキーのDUNE」。監督:フランク・パヴィッチ。2014.12.20~26。早稲田松竹。 2014年12月21日。 「デューン」という未完の映画に関するドキュメンタリー映画。 期待していたが、人がしゃべって、が繰り返されると、眠くなった。 どれだけ…

志村冬佳展「Dolls」。2012.10.7~10.28。Hasu no hana。

志村冬佳展「Dolls」。2012.10.7~10.28。Hasu no hana。 不思議な、人物に近い生物なのか。 実在するわけはないのに、いるような気がする。 版画だけど、半立体として展示されている。 『小さな話し声。その中で交わされている会話。 版画家 志村冬佳による…

大竹伸朗展。2022.11.1~2023.2.5。東京国立近代美術館。

大竹伸朗展。2022.11.1~2023.2.5。東京国立近代美術館。 もう20年以上は作品を見てきて、辛い時も気持ちを支えられてきたように思っているけれど、作者本人・大竹伸朗は、50年も、とにかく作品を作り続けている。 作品には、違和感があって、ゴミのよう…

映画「私の少女」。2015.6.11。渋谷ユーロスペース。

映画「私の少女」。2015.6.11。渋谷ユーロスペース。 2015年6月11日。 会田誠のツイッターで、この映画を知る。予告編を見た。なんだかたたずまいが静かできれいで、繊細で、でも何かしら不穏さもあって、見たいと思っていて、やっと見る機会を作れた…