アート観客   since 1996

1996年からアートを観客として見てきました。その記録を書いていきたいと思います。

「現代美術というジャンル」。1998.2.22~3.22。佐倉市立美術館。

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「現代美術というジャンル」。1998.2.22~3.22。佐倉市立美術館

 

1998年3月11日。

 

 こういう言葉が、とても気になるようになった。ある意味、どこか洗脳されているのかもしれないような気持ちにもなる。この頃、仕事もめっきり少なくなり、先に向かって明るいものが何も見えなくなっていた。

 

 千葉県の佐倉市立美術館は初めて行った。かなり遠い場所だった。ジャンルそのものに疑いを持つまでは行かなかったが、予想以上にいい展覧会だった。こじんまりとしていて、キレイな美術館だった。 

 

 ささやかな音のする古くて新しいが、分かりにくいけれど、ひきつけられる西村陽平の作品。ポップさのある久保理恵子の絵。行きたいところへ。という題名の作品が特に気にいったのは、その題名が自分の気持ちにピンと来たせいだろう。行きたいところへ、行けばいいんだ。と秘かに、でもかなり力付けられた。

 恥ずかしながら、作家の名前が、知らない人ばかりだった。でも、そういうことが重要ではないということを、改めて知ったように思えた。

 

 

(1998年の時の記録です。多少の加筆・修正をしています)。

 

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