1999年12月。
こんな賞があるんだ。と改めて思う。少しだけ知ってはいたが、具体的に、こういうもの、とは知らなかった。パルコだから、妙に縁遠いものではないか?みたいな偏見があった。今回でこれは終り。機会があったら、出品したいくらいの魅力があった。
中でも、「けーれん君」。10センチ四方くらいの小さな作品。それも完成度が高いわけでもなく、存在感はたぶん薄い。でもこわれかけの気持ち悪さが妙にリアルで、電池か何かでピクピクと動いていて、よかった。「椹木野衣賞」だそうだが、それとは関係なく、妙に引付けられた。自分の今の状態が、けーれん君と変わらないせいかもしれない。
大賞はコンピュータを使ったマンガの作品。でも、これも、よく出来てる。
(1999年の時の記録です。多少の加筆・修正をしています)。