2002年5月23日。
インターネットの応募で券をもらい、改装した近代美術館へ行った。
それで、それまでが古いところだったんだと思えた。新しくなった確か5階の展示室のすみっこにある展望台のようなところが、皇居が真ん前に見えるような気持いいところだった。ただ、前と比べるとそこで飲めるコーヒーが結構高くなっていてそれが残念だったし、1階のレストランもテレビで見たシェフの店になっていた。
カンディンスキーは抽象画を始めた人として有名らしいが、比較的、地味な色使いに感じる作品が多かった。それに、たとえば爆発な感じではなく、知性の人なんだな、と思った。デザイナー的な感覚みたいな感じというか。
その中で、いろいろと大きいのも見たはずだが、「コンポジションJという作品が小さくてもいい感じだった。
それに大きい作品で「コンポジションⅦ」というのがあって、それにはいろいろな色、形が確かにあふれていたが、その右端の下の部分が地味な黄土色で、それを見て思い出したのは小学生の頃の図画の時間、絵を描いていて、塗る色などが思い付かなくて、とりあえず普段は使わないような絵の具を塗っておくというような印象だった。
(2002年の時の記録です。多少の加筆・修正をしています)。