アート観客   since 1996

1996年からアートを観客として見てきました。その記録を書いていきたいと思います。

OPEN SITE 2019-2020 abirdwhale |Kakinoki Masato「性愛規範を問い、本郷との恋愛を試みる私たち」。2019.12.19~12.22。TOKAS本郷。

www.tokyoartsandspace.jp

 

2019年12月20日。

 何かの誰かのツイッターで、この本郷での展示を紹介していて、この場所は、一時期、アウトサイドアートの場所になる、というような噂があって、どうなるのだろうと思っていたら、公募でのアートを続けていて、時々、かなり面白いものをやっていて、そのわりには、あまり広く伝えられてないので、それは、もったないないとも思う。

 

 それで、このテーマの展示を知り、さらには、夏目漱石の小説の舞台を歩いて、1対1の対話ツアーを行うのを知り、こういう企画を考える人がいて、それが実現するのがすごいと思い、なんだか嬉しいのと、そのツアーは4日くらいで、全部で10回もないので、なんだか焦って申し込んだ。

 

  夜で、そして、この企画に参加するのに、展示会場の作品もみようと思い、さらには、ツアーに申し込んだら、7つくらいのコースがありますよ、という紹介が来て、その中から迷って、「こころ」に関係したテーマで、それも

 

5:無題/恋、罪悪、神聖、愛と性欲(精神と肉体)、嫉妬、独占欲、結婚と愛情、日本の習慣、夏目漱石『こころ』

https://goo.gl/maps/p4wNDCST9PmTWdaB7

集合場所:かねやすビル「本郷も かねやすまでは 江戸の内」看板の前(東京都文京区本郷2-40-11)

 

に、申し込んだ。そうしたら、またメールが来た。

 

 

このたびは「OPEN SITE 2019-2020」にお申し込みいただき、誠にありがとうございます。

ご予約いただいたプログラムの開催が明日となりましたので、再度ご連絡させていただきます。

ご来場を心よりお待ちしております。

※ツアーでは、記録を目的とした写真・映像撮影を実施いたします。

不都合がございましたら、お手数ですがスタッフまでお申し付けください。

 

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【企画名】abirdwhale | Kakinoki Masato「性愛規範を問い、本郷との恋愛を試みる私たち」1対1の対話ツアー

【日時】2019年12月20日(金) 20:00

【集合場所】かねやすビル「本郷も かねやすまでは 江戸の内」看板の前(東京都文京区本郷2-40-11)

※待ち合わせの目印としてkakinokiが夏目漱石の文庫本を持ってお待ちしています。

【コース】https://goo.gl/maps/p4wNDCST9PmTWdaB7

【緊急連絡先】TOKAS: 080-3126-3714

【展覧会開催時間】11:00-19:00@TOKAS本郷

※ご参加の際には、TOKAS本郷内で展示しているエッセイフィルムもあわせてぜひご覧ください。

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 当日は、会場に2時間前に行こうとして、90分くらい前に着いて、他の会場も見ようとした。このテーマのフィルムが50分くらいあり、もう1本が30分以上あって、見ていたら、夏目漱石森鴎外の小説の中の、恋や愛や性について書かれた文章の一部と、おそらく、その小説と関係ある場所の映像が流れて、その中に、おそらくは、この展示の作家の、自身の体験を元にしたであろう、文章もあって、それは率直で、しかも違和感もなく、それは恋や愛や性のことは、100年たっても変わらないのかもしれないと思っていて、もっと他の展示も見たかったのだけど、時間もなく、それは、午後7時に閉館してしまうせいで、だけど、この展示はかなりちゃんと見られたと思う。

 

 そこから、歩く。結果的に歩いていける場所にしたのは、よかったとも思う。

 待ち合わせの場所の看板は、看板というには小さいが、でも、その文章も含めて、知らなかったのだけど、いい感じで、そこにはもう文庫本を持っている人がいて、その人が作家の方だった。そばにいる女性は、学芸員だった。1人でいくのは、やっぱり、という話で、それはそうだとも思う。

 

 そこから歩いて、「こころ」の登場人物の歩いたところを歩いて、だけど、ほとんど忘れていて、なんだか申し訳ないような気持ちにもなったが、いろいろと性の話もして、結婚のことも話ができて、気がついたら、1時間以上がたっていて、それは、なんだか、こちらが浮ついてしまって、申し訳なかったのだけど、他の参加者が全部女性、という話を聞いた。あまり寒さを感じず、もっと話したかったのだけど、時間が終わる。こういう企画ができるアートはありがたかった。

 

 

(2019年の時の記録です。多少の加筆・修正をしています)。

www.tokyoartsandspace.jp

 

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