2001年5月22日。
ナディッフでも同様の催しがあったが、カゼなどで行けず、こっちの方に行くことにした。先着順で、整理券をくれるということで、妻に自由が丘で買ってもらい、その番号は3だった。
それで、結構はりきって、出掛けた。
その本は、読んでいた。おもしろかった。こういう書き方ならば、それまで、ほとんど興味がなかった印象派以前の作家にも興味を持つことができた。
レントゲンクンストラウムで、その本人の作品を見た。
数字と分析。あんまり、おもしろくなかった。
会場は午後6時30分に開く。その前で待っていたら、「お客さま、どうぞ」とまっ先に声をかけられた。恥ずかしかった。
テクノヘアーといっていい妙な坊ちゃん刈りのような作家。話が、ほとんど本の通りで、並列すぎるような話。途中で眠くなった。
なんで、この本を書いたかというような話を期待していたのだが、この人の近代美術史という手書きの薄い本は欲しくなった。
他にも、ここで改めて知って、「現代美術逸脱史」を読んで、こういう積み重ねで、批評家がいるんだなとは思った。ただ、そういうのが少なすぎるだけなのかもしれない。否定、肯定。否定、肯定。その繰り返しの中で、批評が生まれてくる、という感じはした。
(2001年の時の記録です。多少の加筆・修正をしています)
中ザワヒデキ「西洋画人列伝」
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