アート観客   since 1996

1996年からアートを観客として見てきました。その記録を書いていきたいと思います。

「ドリル 03」。2019.3.6~3.17。GALLERY FREAKOUT

2019年3月11日。

 ここまで2回、行って、特に最初のⅠ回目が印象も強く、意欲も高そうで期待もして、2回目はバラの花を買っていったりもして、その時は遠い場所でもあったのだけど、初めて行くギャラリーでもあったので新鮮だった。

 

 3回目は、以前、別の作家で行った場所で、確か美容院にある場所だと思えていて、そして、この「ドリル」は、その開催ごとに、いろいろな試行錯誤を繰り返して、それも、相互に影響を与え合いながら、続けていく、ということに期待をしていたのだけど、今回は中野駅から歩いて、中に入ると、そこの美容院の人らしき人にあいさつもして、その中の、齋藤はぢめの映像作品だけが印象に残った。

 

 作家は小柄な女性ということもあって、一度も職務質問などをされたことがない、というので、今回はコートを着て、片方の手で、わりと大きめなナイフを持っていて、そのまま町の中を歩いて、最後はコートを開いて、ナイフを持っているのを見せる、というだけの短い映像だったが、インパクトもあり、文章には、コートの下でナイフを持っていても、全裸でも、という表現もあったので、実際に行うのは、たぶん、ドキドキもするし、リスクもあるが、それでも、やってみて映像として作品化するのは、面白いと思った。

 

 他は、誰もいないせいもあって、理解が及ばず、もしももう少し分かっていたら、もっと面白くなったのかも、と思ったが、わりと短めの滞在で、外へ出た。

 

 

(2019年の時の記録です。多少の加筆・修正をしています)。

 

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