2017年3月8日。
確か、以前にも作品を見たことがあった。どこかの文学フリマでも見たことがあった。確かカオスラウンジにも作品を出していたような気もしたが、それから名前を聞かなくなって、というよりも、自分が知らないだけだったのかもしれないが、今回、急に個展をやるというのを知った。
線が踊るように、自分で走り続けたように、紙(という意識もあまりなくなるが)の上に刻まれていたり、ペインティングは、溶けた人物像が、でも気持悪くなっていなくて、なんというか、思い出しても甘さがあるものになっていて、不思議だったが、どうやるとああなるのか、よく分からないものだけど、おそらくは真似をしようとして、一番真似がしにくいものだろうな、というようなことは、すこし分かったような気がした。
ただ、絵描きが見ると、すごいとすぐ分かる、というのは、やっぱり絵描きではないので、分からなかった。そのすごさが分かっていないのは、いろいろな意味で、自分に、いろいろなものが足りないのだろうな、とも思った。
(2017年の時の記録です。多少の加筆・修正をしています)。