アート観客   since 1996

1996年からアートを観客として見てきました。その記録を書いていきたいと思います。

宇川直宏 DOMMUNE UNIVERSITY OF THE ARTS
「THE 100 JAPANESE CONTEMPORARY ARTISTS / season 4」。【参加アーティスト】岡本太郎、小清水漸、高谷史郎、奈良美智、山口晃 2016.5.28〜6.18。山本現代。

2016年6月4日。

 何をやっているか、ホームページで見たあともわからなかった。宇川の立体作品があるのでは、と思ってエレベーターを降りたら人がしゃべる声が響いていた。いくつかのモニター、その前にあるヘッドフォン。アーティストがしゃべっている姿があって、その話している内容が聞こえる。宇川が、インターネットを使った放送のようなもので、アーティストが話をする、という「番組」をやっているらしく、その成果を展覧会として開いているんだ、としばらくしてわかる。

 

 声が聞こえていたのは、奈良美智が、箭内と話している声だった。その話をしている内容に少しずつ引き込まれ、AtoZの時は、自分が行き詰まっている時で、個人に戻らないと、という気持ちだった、といったことを話をしたりもしていて、そして、その時に集団で作品を作っている時に、飲んでいる時にも、作品の話をしないことに違和感があった、といった内容で、そして、ポーズではなく本当にいつも真剣に取り組んでいるのがわかって、それは、どこかエリを正すような気持ちにもなった。

 

 

 

宇川直宏」(山本現代

http://www.yamamotogendai.org/japanese/previous-exhibitions/2016-ukawa

 

 

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