2018年10月3日。
今回は、内藤礼の個展があって、だから、観客としては、その印象に飲み込まれそうな感じもあった。
「クリオリテム94」
https://www.arttowermito.or.jp/gallery/lineup/article_5003.html
陶に軟質な素材を掛け合わせた彫刻シリーズ「肌」(2017年)で、有機的な存在感と手で触れるような皮膚感覚を呼び起こした北林加奈子(1990年生まれ)を紹介します。
硬さと柔らかさの組み合わせは、確かに気になる。
「陶を主たる素材とする北林加奈子の作品と向き合うとき、往々にしてその中心を成す物体が、石であるのかどうか、まず目を凝らして見てしまう」(ハンドアウトより)
この文章の中には「触覚」という言葉があるけれど、確かに、もしさわれたら、また違う印象なのかもしれない、とは思う。