文庫本を切ったりして、違うものにしている作品が並ぶ。
『中古の文庫本を素材としてシリーズを制作・発表する
三浦かおりは、本というメディアがもつ情報の塊を壊し、
人が持つ記憶の曖昧さを表現しています。
もはや本としての機能を持たず、
また活字を使用したタイポグラフィーとも異なる
三浦の作品は、造形的な美しさだけでなく、
気配・余韻・痕跡などの要素と共に、
過去の記憶を呼び覚ますような面白さがあります。』(DMより)。
「紙の本」が、これからもっと少なくなっている時代に、この作品は、また違う意味を持ってくるかもしれない。
「Hasu no hana」ホームページ
『現代アート入門』