
2024年10月12日。
土曜日の夕方。
想像以上に観客が多かったし、ギャラリーで、こんなに警備員がいるのを見るのは初めてだったかもしれない。
マティスは、どうして、こんなふうに、ところどころ塗り残しのようになっているようなのに、気持ちよく、きれいな絵画に見えるのだろうと思う。
初めて見るような手描きの、挿絵の下描きや、晩年の切り絵も並べられていた。
どれも、独特のリラックスした気配が伝わってくる(もちろん気楽に描いたということではなく)。事実はわからないのだけど、とにかくセンスで描いた絵画、という印象が、今回も伝わってきた。
不思議な画家だと改めて思う。
(『アンリ・マティス作品集』)