アート観客   since 1996

1996年からアートを観客として見てきました。その記録を書いていきたいと思います。

Chim↑Pom from Smappa!Group「ほたるのひかり」。2025.3.8~3.23。NADiff a/p/a/r/t

2025年3月18日。

 

 恵比寿のナディッフが閉まると聞いた。

 恵比寿駅から歩いて、ちょっと奥の位置にあるナディッフアパート。

 とてもかっこいい空間だったし、何度か、その展覧会にも行ったのだけど、もうそれも最後になる。

 名前が少し変わったChim↑Pom from Smappa!Groupが、この場所での3回目の展覧会をするようだ。

 1階にも、展示物があって、そして、ギャラリーの壁をはがしたものを量り売りをしている。1グラムあたり5円。100グラムから販売。という表示がある。

 いろいろなガラクタのようなものが並んでいるが、それをみて「チンポムらしい」と思っている。

 地下一階のギャラリーに入る。

 真っ暗だった。最初は、そこは壁をはがしてあって、2008年に描いた壁画はあるはずなのに暗くて、と思って、いったん出たら、そこに小さなライトがあった。手持ちのスマホがあればそれで照明とできるのだろうけれど、自分はスマホも携帯も持っていないので、そのライトを借りた。

 そのライトが下がっている上の板には、3回、ここにかえってきた、というような意味の英文があった。2008年、2018年、そして2025年。チンポムがアートの第一線にいつづけなかったら、それはできなかったから、と思うと、時間の流れを味方につけた凄さは感じる。

 ライトを借りて、ライトを点灯して、もう一度、ギャラリーに入る。それほど強烈な光ではないから、ぼんやりと見えているだけだけど、本当に落書きのような力強いドローイングのようなものが薄く見える。

 それは、もう17年も前のものなのに、暗い中で見ているせいもあり、そういう古さは感じなかった。1階に流れていた「ほたるのひかり」のメロディーが、この暗い中にも聞こえてきて、こういう環境で聞いているせいか、自動的に少しセンチメンタルな気持ちになる。

 同じ壁画だけど、2018年の時とは違う展示の仕方をしていて、今回は、このギャラリーは水で満たされていないので、チンポムの展覧会で、初めてこの床を歩いたのだけど、暗いからやっぱり近くで、はっきりと見られないことは同じだった。

 最初と最後が、チンポムの展覧会だったのは、恵比寿のナディッフが閉店したあとに、今よりも、意味が出てくるような気もする。

 

https://numero.jp/news-20250312-nadiffapart/

            

 

 

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