『シミュレーショニズム』 椹木野衣
この書籍で、ブライアンイーノも知った。音楽の話が多いし、もうオリジナルなんて幻想では、と断言しているようにさえ思えてくる。
サンプリング・カットアップ・リミックスしか、できないような気持ちになり、なんとなく未来がない気持ちになる。
その絶望的な感じがかっこよく思えるが、それが一番フィットするのは、著者が、この文章を書いたのが、20代後半のはずで、同じように20代後半の時に読むのが、時代が変わり、現代アートのトレンドが違ってきているかもしれないが、でも、最もダイレクトに伝わってくるような気がする。
ある種の傲岸不遜さと、強い不安があって、それがとても若さを感じさせる。