アート観客   since 1996

1996年からアートを観客として見てきました。その記録を書いていきたいと思います。

毒山凡太朗 Contact Distance 。2025.8.6~8.15。LEESAYA。

2025年8月13日。

 不動前の駅で降りて、坂道を上がる。

 商店街の並びに、急にギャラリーが現れる。

 https://leesaya.jp/exhibitions/contactdistance/

 

本展は、広島への原爆投下の日である8月6日に始まり、終戦の日である8月15日に会期を終えます。戦後80年という節目の夏に、戦争と災害の記憶、そしてそれらを「知らない」世代への継承のあり方を問い直す試みです。

 

直接の体験者が少なくなりつつある今、なおも続く記憶の連なりと、「語り継ぐこと」の困難さに私たちはどう向き合えばよいのか。その記憶や痛みを、どのように想像し、共有し、継承することができるのか。本展はその問いを、作品を通じて静かに投げかけます。

 

会場では、玉音放送をAIで再解釈した毒山初の直筆ペインティング作品をはじめ、日めくりカレンダーを用いた新作インスタレーションや、一昨年に予約制で限定公開された音声作品などを展示します。

                 (『LEESAYA』ホームページより)

 

 日めくりの4つのカレンダーが壁に飾られている。

1945年8月6日。1945年8月9日。1945年8月15日。2011年3月11日。

 広島に原爆が投下された日。長崎に原爆が投下された日。戦争が終わった日。東日本大震災の日。

 それぞれのカレンダーは、全部、同じ日でできている。

 床にはオレンジ色のラインがあって、東日本大震災の日の前のラインは壁にかなり近く、他の人の時間的な「距離」の違いを表現しているという。

 

 他にも玉音放送をテーマにした作品や、沖縄の慰霊碑などに向かって、「皆さーん、戦争は終わりましたよ」と叫ぶ映像作品が並ぶ。

 

 それほど広くないスペースだけど、いろいろなことを思わされ、考えた。こうした作品を制作し続けている作家もすごいと思った。