1997年3月14日。
7人の作家の作品が並ぶ。
岡崎乾二郎。越前谷嘉高。加藤学。児玉靖枝。舟越直木。中沢研。藤澤江里子。
今回のキュレーター 峯村敏明の言葉がリーフレットにあった。(その一部)。
「今回はこの七作家のそれぞれの今が花であろうという結論に達した。
岡崎、児玉、中沢がフォーマリズムの独自の肉化を代表しているとすれば、舟越、越前谷、加藤には芸術の古層を参照する新しい姿勢、藤澤にはその両方を束ねた未分化の魅力があると言えようか。だが、彼らから何を汲み取り、何を引き出すかは、これからの課題である。まずは各作品の時と香りを虚心に聞き取ることにしようではないか」。