アート観客   since 1996

1996年からアートを観客として見てきました。その記録を書いていきたいと思います。

1999年

「坂井淑恵 展」。1999.11.12~12.4。小山登美夫ギャラリー。

「坂井淑恵 展」。1999.11.12~12.4。小山登美夫ギャラリー。 1999年12月3日。 美術手帖で、何かを吐き出しているような形のはっきりしない人物像を見てから気になっていた。それは、1ページだけのそれほど大きくない写真だったけれど。 佐賀町のビル…

第6回 国際コンテンポラリーアートフェスティバル ’99 Tokyo。1999.11.3~7。東京国際フォーラム 展示ホール。

第6回 国際コンテンポラリーアートフェスティバル ’99 Tokyo。1999.11.3~7。東京国際フォーラム 展示ホール。 1999年11月。 有楽町の電車からも見える船をイメージしたらしい大きな建物。自分には関係ないと思っていたら、前年までお台場でやっていた…

日本列島クロニクル ― 東松照明の50年。1999.2.6~4.4。東京都写真美術館。

日本列島クロニクル ― 東松照明の50年。1999.2.6~4.4。東京都写真美術館。 1999年2月23日。 大物らしいが、失礼ながら、まったく知らない人だった。それに活動期間から考えても、過去の自分の遺産でやっている人だと思っていた。 でも、軽みがあっ…

「ようこそ美術図鑑へ」。1999.4.14~5.16。いわき市立美術館。

「ようこそ美術図鑑へ」。1999.4.14~5.16。いわき市立美術館。 1999年5月9日。 母親が突然、症状がおかしくなり、入院もしたが、原因が分からないまま回復し2週間ほどで退院できた。思ったよりも早く仕事に復帰できた。4月から、原稿を書けるように…

「脱・現代美術教養論」。1999.10.2~11.14。板橋区立美術館。

「脱・現代美術教養論」。1999.10.2~11.14。板橋区立美術館。 1999年10月3日。 神経のトライアスロン、妻がそう言った毎日が続く。未来は、確実に少しずつゆっくりと潰されていくのが見える気がする。階段をどんどんと妙に重い音を立てて夜の3時に降…

ふしぎな美術。1999.7.24~9.5。群馬県立近代美術館。

ふしぎな美術。1999.7.24~9.5。群馬県立近代美術館。 ふしぎな美術。1999.7.24~9.5。群馬県立近代美術館。 1999年7月。 今から思えば、最後の仕事になった。 高校サッカーの取材。 いろいろなことを思い出すと、悲しくなる。 母の実家が群馬県だった。…

「惑星の記憶 6月7日物語」 小林健二。1999.11.15~12.4。ギャラリーイデア。

「惑星の記憶 6月7日物語」小林健二。1999.11.15~12.4。ギャラリーイデア。 1999年12月1日。 マックスマーラーを知らなかった。 場所を聞いた。それはとても大きくメジャーなファッションビルらしいが、そして近くに行ったら、これ知らないと言われ…

「堀内誠一 雑誌と絵本の世界」。1999.8.21~10.3。平塚市美術館。

「堀内誠一 雑誌と絵本の世界」。1999.8.21~10.3。平塚市美術館。 1999年9月12日。 実家にずっといて、皿を洗って洗濯をして干して、ただそれだけなのに、妙に疲れて、休み休みじゃないと体が動かないこともある、簡単に言えば気合いが足りない、とい…

草間彌生。1999.4.29~7.4。東京都現代美術館。

草間彌生。1999.4.29~7.4。東京都現代美術館。 1999年7月1日 何で、こんなに湿気をものすごく含んだ情熱なんだろう。 そういえば、鏡台を合わせ鏡にして、無限に続く中をよくのぞきこんでいたことを思い出した。なぜか、一人でいる時によくやった気が…

「ピカソ展」。1999.3.13~6.14。上野の森美術館。

「ピカソ展」。1999.3.13~6.14。上野の森美術館。 1999年6月5日。 天才も傑作ばかりを残すわけではない。 そんな当然のことが常識でないかのように、アートを語る時にピカソの作品は全てが天才の証明のように言われてきた。少なくとも、その名前が何か…

「まなざし ラインハルト・サビエ展」。1999.6.9~27。小田急美術館。

「まなざし ラインハルト・サビエ展」。1999.6.9~27。小田急美術館。 1999年6月22日 1956年。ノルウエー、オスロ生まれ。大学で6年間心理学を学び、卒業直前に、独学で画家を目指す。6年後には、ノルウェーのナショナル美術展に出品し、その2…

スタジオ食堂。ファーレ立川。1999.11。立川各所。

スタジオ食堂。ファーレ立川。1999.11。立川各所。 1999年11月。 スタジオ食堂。場所が立飛と書いてあったので、勝手にたっぴと思っていたら、たちひだった。健さんの映画のことを思い出し過ぎた。スタジオ食堂の企画力と実行力はホントにすごいと思う…

「知覚の実験室」。1999.11.14~12.19。佐倉市立美術館。

「知覚の実験室」。1999.11.14~12.19。佐倉市立美術館。 1999年12月18日。 佐倉美術館には、いい印象があるが、悪い思い出とも結びついている。母が本格的に病状が悪くなったのが、佐倉美術館に行こうとした時だった。それが今年の2月だった。現代…

「イメージのむこうがわ コレクションによるテーマ展示」。1999.10.8~12.12。東京都現代美術館。

「イメージのむこうがわ コレクションによるテーマ展示」。1999.10.8~12.12。東京都現代美術館。 1999年11月。 振り返ると介護の日々の中でも、時間があれば美術館へはけっこう行っている。それは、でも感情をキープするために必要なことだと思う。東…

アーバナード展#8。ファイナル。1999.11.27~12.12。渋谷パルコ・スクエア7。

アーバナード展#8。ファイナル。1999.11.27~12.12。渋谷パルコ・スクエア7。 1999年12月。 こんな賞があるんだ。と改めて思う。少しだけ知ってはいたが、具体的に、こういうもの、とは知らなかった。パルコだから、妙に縁遠いものではないか?みた…

「パサージュ:フランスの新しい美術」。1999.7.17~9.19。世田ヶ谷美術館。

「パサージュ:フランスの新しい美術」。1999.7.17~9.19。世田ヶ谷美術館。 1999年9月4日。 この冬。ここに来た時も、母は病気だった。この日、弟が大阪から来たので自宅に戻り、そこから美術館へ行った。久々の日常的なパターン。今日行かないと、も…

「メタモルフォーゼ・タイガー 立石大河亞と迷宮を歩く」。1999.11.19~12.23。O美術館。

「メタモルフォーゼ・タイガー 立石大河亞と迷宮を歩く」。1999.11.19~12.23。O美術館。 1999年12月。 立体がおもしろい。ピカソとか岡本太郎とかを本人と作品がごちゃごちゃに溶け合っていて、でも重すぎない。でも絵画は、ふしぎ、とかの形容詞など…

「第3回東京国際写真ビエンナーレ 記憶/記録の漂流者たち」。1999.4.11~5.23。東京都写真美術館。

「第3回東京国際写真ビエンナーレ 記憶/記録の漂流者たち」。1999.4.11~5.23。東京都写真美術館。 1999年4月7日。 印象が少し薄いのは生々しくないせいか。 自分がそこまで理解できないのかもしれない。 自分にとって、 うわ。 という写真がなかった…

交錯する流れ:MoMA現代美術コレクション。1999.5。原美術館。

1999年5月。 ニューヨークの最も新しいものらしい。まだ、ニューヨークの美術館でも公開されていない作品もある、というが、それはそれほど重要じゃないからでは?などと思ってしまったりする。 ただ、原美術館でこの作品群を見て、久しぶりにわくわく…

「現代日本絵画の展望」。1999.10.2~11.14。東京ステーションギャラリー。

「現代日本絵画の展望」。1999.10.2~11.14。東京ステーションギャラリー。 1999年11月14日。 個人的には、展望できなかった。 久しぶりに一人で行った。会田誠の工事中のブルーシートを使った、考え抜いた後の投げやりな感じ。杉戸洋の気持ちいい閉…

「感覚の解放」。1999.9.~11.21。東京オペラシティアートギャラリー。

「感覚の解放」。1999.9.~11.21。東京オペラシティアートギャラリー。 1999年10月。 初台のオペラシティに、アートギャラリーも新しくできて、その開館記念としての展覧会だった。 ただ、感覚は解放されなかった。 オペラシティビルは、まだ出来たばか…

石内都 モノクローム ― 時の器。1999.10.5~12.11。東京国立近代美術館フィルムセンター展示室。

石内都 モノクローム ― 時の器。1999.10.5~12.11。 東京国立近代美術館フィルムセンター展示室。 1999年12月3日。 1997年に、初めて水戸芸術館に行った時から気になっていた。その時の作品。『SCARS』。人に残る様々な傷跡。それを正面から…

「風景の見え方 写真・抽象・ことば」。1998.12.13~1999.3.28。川村記念美術館。

「風景の見え方 写真・抽象・ことば」。1998.12.13~1999.3.28。川村記念美術館。 1999年2月20日。 去年に行った企画展「アートなの?」と、そのギャラリートークの印象が良くて、機会があれば、また行きたいと思っていた。それも、佐倉市立でフンデル…

エンプティ・ガーデン展。1999.4.24~11.7。ワタリウム美術館。

1999年9月26日。 気持ちがふわふわと定まらない。母と一緒の生活。でも、まだ動きは異常に遅いまま。本人だけが治った気でいる。周りは、再発の恐怖が、まったく抜けない。この感情は、大学受験の浪人の時と同じようなものもまじっている。でも、目標…

「大竹伸朗展 ZYAPANORAMA」。1999.5.28~7.11。パルコギャラリー。

「大竹伸朗展 ZYAPANORAMA」。1999.5.28~7.11。 パルコギャラリー。 1999年6月。 観光地。夕方。お土産もの売り場。少しはずれたところ。 こんな風景だった。 日本のカッコ悪いところ。リアルな変さ。 ひっくり返ったボート。薄汚れたその裏。 どれも、…

「幸せのかたちー 原美術館コレクション展」。1999.1.30~3.22。原美術館。

「幸せのかたちー 原美術館コレクション展」。1999.1.30~3.22。 原美術館。 1999年3月20日。 幸せのかたち。この美術館のコレクション展は何回か見て、慣れてきたり、あ、これ見たと思ったりで、それほど衝撃は受けなくなっていたのに、でも、このテ…

MOTアニュアル1999「ひそやかなラディカリズム」。1999.1.15~3.28。東京都現代美術館。

MOTアニュアル1999「ひそやかなラディカリズム」。1999.1.15~3.28。東京都現代美術館。 1999年2月13日。 妻が絶賛した内藤礼の作品。確かに、ぼんやりと、ずっといたい空間。 なんでなんだろう。ふわふわとしていて、でも、たぶんここでしかないとい…

「コンセプチュアリズムの新たな展開」。1999.3.4~3.23。横浜市民ギャラリー。

「コンセプチュアリズムの新たな展開」。1999.3.4~3.23。 横浜市民ギャラリー。 1999年3月17日。 ここに来るのは2度目。失礼だけど、明らかに予算が足りなそうなチラシだった。それでも、少ない色数とそれほど質も高くない紙なのに、シャープでカッ…

「ハラドキュメンツ6:須田悦弘  泰山木」。1999.911~11.7。原美術館

「須田悦弘」1999年。原美術館。 何しろ、チラシがかっこよかった。いい具合に落ち着いて、でも少しエッジがきいた感じもある。そして、縦と横に配置された英文字。こうした形でデザイン性を高めることを日本語でやってこなかった怠慢さ、みたいな村上龍の言…

「時代の体温展」1999年2月11日〜3月22日  世田谷美術館

「時代の体温展」1999年2月11日〜3月22日 世田谷美術館 1999年の時の記録です。その時のメモに少し修正加筆をしています。今、読んでも、自分の事情が多く、アートを見始めて3年で、まだ見方も浅く、この展覧会の凄さを十分に分かったとも思…