アート観客   since 1996

1996年からアートを観客として見てきました。その記録を書いていきたいと思います。

1997年

松永真のデザイン展--- 日常性の美学-----。1997.4.25~5.26。セゾン美術館。

松永真のデザイン展--- 日常性の美学-----。1997.4.25~5.26。セゾン美術館。 1997年5月26日。 デザイナーの名前は知らなくても、そのデザインは見たことがあった。 あ、これも、そうだったんだ、といった気持ちに何度もなる。 「松永真は、東京芸術大…

さまざまな眼89 假面グライダー 遮られた視座、開かれる欲動ファイル。1997.11.20~12.16。かわさきIBM市民文化ギャラリー。

さまざまな眼89 假面グライダー 遮られた視座、開かれる欲動ファイル。1997.11.20~12.16。かわさきIBM市民文化ギャラリー。 1997年12月6日。 稲憲一郎。 倉重光則。 みわはるき。 3人のグループ展。 駅から近く、行きやすい場所にあった。 すき間か…

橋本シャーン・アート展 森瑤子さんとのコラボレーション。1997.10.28~11.2。ギャラリー華音留。

橋本シャーン・アート展 森瑤子さんとのコラボレーション。1997.10.28~11.2。ギャラリー華音留。 1997年10月30日。 表参道。同潤会アパートの中。場所としては、恵まれた場所にギャラリーがある。 作家・森瑤子の挿絵なども担当した画家。 amzn.to

「眠れる森の美術」展  赤瀬川原平 中村正人。1997.10.10~11.3。   上野の森美術館(別館) THE BATHHOUSE  東京芸術大学(交渉中)

「眠れる森の美術」展 赤瀬川原平 中村正人。1997.10.10~11.3。 上野の森美術館(別館) THE BATHHOUSE 東京芸術大学(交渉中) 1997年 ワークショップもあり、それが日程が合わないと、見ていないことも多く、印象としては、中村政人のインタビュー集が…

「Each Artist, Each Moment 1997」。1997.2.24~3.22。ギャラリーGAN。

「Each Artist, Each Moment 1997」。1997.2.24~3.22。ギャラリーGAN。 1997年3月14日。 7人の作家の作品が並ぶ。 岡崎乾二郎。越前谷嘉高。加藤学。児玉靖枝。舟越直木。中沢研。藤澤江里子。 今回のキュレーター 峯村敏明の言葉がリーフレットにあ…

キューバ美術の新しい波―1 アンヘル・ラミーレス+ベルキス・アヨン展。1997.3.31~4.26。ギャラリーGAN。

キューバ美術の新しい波―1 アンヘル・ラミーレス+ベルキス・アヨン展。1997.3.31~4.26。ギャラリーGAN。 1997年4月。 この年は、中国現代美術と、キューバの現代美術の展覧会がいくつかあった、と思う。 キューバだから、という特徴は、自分が無知のせ…

デヴィッド・ラシャぺル写真展。1997.3.20~4.15。パルコギャラリー。

デヴィッド・ラシャぺル写真展。1997.3.20~4.15。パルコギャラリー。 1997年3月29日。 まるで映画のように、そして、すごくお金がかかっているのは分かるような写真。その作り込みは、すごかった。 「ドリーム。そう、デヴィッド・ラシャペルは、写真…

「西野康造展 時空の息吹」。1997.3.27~4.13。スパイラルガーデン。

「西野康造展 時空の息吹」。1997.3.27~4.13。スパイラルガーデン。 1997年3月29日。 表参道という場所は、自分にはおしゃれで、ほぼ無縁だった。それがアートに興味を持ってからギャラリーもあるし、行く機会が増えた。スパイラルガーデンも、その一…

記憶の標本箱 酒井賢司オブジェ展。1997.3.6~4.29。プラスマイナスギャラリー。

記憶の標本箱 酒井賢司オブジェ展。1997.3.6~4.29。プラスマイナスギャラリー。 1997年3月21日。 それほど強い印象が残っていない。 『僕の創るオブジェは、日本現代美術の流れの中に位置することはない。では、イラストレーションとして世の中の需要…

キャサリン・オピー写真展「L.A.ポートレイト」ロサンゼルスの家と風景。1997.2.25~3.31。ザ・ギンザ・アートスペース。

キャサリン・オピー写真展「L.A.ポートレイト」ロサンゼルスの家と風景。1997.2.25~3.31。ザ・ギンザ・アートスペース。 1997年3月21日。 資生堂の地下のギャラリー。 写真展。 『最新作は高級住宅街のビバリーヒルズやベルエアーの家と風景の写真を…

高野基夫。1997.8.5~10。アートスペース虹。

高野基夫。1997.8.5~10。アートスペース虹。 1997年8月6日。 夏の暑い京都。 仕事の合間にギャラリーに寄る。 ここではコーヒーまで出してもらいそうになり、申し訳なく思う。 (1997年の時の記録です。多少の加筆・修正をしています)。 amzn.to …

井上マリコ個展。1997.8.5~8.10。ギャラリーはねうさぎ。

井上マリコ個展。1997.8.5~8.10。ギャラリーはねうさぎ。 暑い夏だった。 京都に仕事で行って、その合間にギャラリーに行った。 自分が無知だったのだけど、京都にもギャラリーは多かった。 井上マリコ個展。申し訳ないのだけど、作品の印象があまり残ってい…

渦 INTO 〈立体・平面・映像・写真〉。1997.8.5~8.10。ギャラリーココ(京都)。

渦 INTO 〈立体・平面・映像・写真〉。1997.8.5~8.10。ギャラリーココ。 1997年8月6日。 初めて行った京都のギャラリー。 グループ展。 「自分」の垂れ流しのような気持ち悪さの手前で、止まっている。 そんな印象だった。 ASARI いなはら あやえ おな…

ルイザ・チェイス展。1997.7.10~8.11。ギャラリーカジカワ。

ルイザ・チェイス展。1997.7.10~8.11。ギャラリーカジカワ。 1997年8月6日。 夏の京都は、とても暑かった。 出張の途中で寄ったギャラリー。 もしかしたら、この機会以外には、2度と行けないかもしれない、と思う。 ルイザ・チェイス。 『1970年…

郭 徳俊 展。1997.8.5~10。ギャラリー マロニエ。

郭 徳俊 展。1997.8.5~10。ギャラリー マロニエ。 暑い夏。京都で、インターハイの取材。サッカーでは、途中で水の補給の為のインターバルもとったりしていた。その出張の合間に、京都のギャラリーをいくつか回った。 ギャラリーマロニエ。 その中で郭徳俊の…

ベトナム若手作家3人展“GO TO JAPAN FOR TOURING” グエン・ミン・タン グエン・バン・クーン  グエン・クオン・フイ。1997.7.18~8.23。ミヅマアートギャラリー。

ベトナム若手作家3人展“GO TO JAPAN FOR TOURING” グエン・ミン・タン グエン・バン・クーン グエン・クオン・フイ。1997.7.18~8.23。ミヅマアートギャラリー。 1997年7月22日 自分の理解力のせいなのか、ほとんど印象に残っていない。 ただ、夏には…

f450。1997.7.14~8.9。レントゲン クンストラウム。

f450。1997.7.14~8.9。レントゲン クンストラウム。 とてもミクロな世界なのに、巨大な場所のように見える画像。 それがいいのか、悪いのか、よくわからない。 時間が経つと、恥ずかしながら、アーティスト名や、個展の名称が、どれだかも、よくわからなくな…

沼田元氣 展。レディメイドのスーベニイルショップまたはヌマゲンのローズセラヴィ ロケットにて。1997.7.11~7.23。ロケット。

沼田元氣 展。レディメイドのスーベニイルショップまたはヌマゲンのローズセラヴィ ロケットにて。1997.7.11~7.23。ロケット。 1997年7月22日 沼田元氣というアーティストが、自分が買ったもの(お土産)を、作品として展示をし、それに対して鑑賞者…

「マリリン・モンローとエルヴィス・プレスリー展」。1997.8.6~18。大丸ミュージアム・梅田。

マリリン・モンローとエルヴィス・プレスリー展。1997.8.6~18。大丸ミュージアム・梅田。 1997年8月7日。 プレスリーとモンロー展。こういうのは、いろいろな人の作品、それもややリラックスしたものが見られて、結構、お得な感じがする。カバー曲と同…

「これでいいのだ。赤塚不二夫展」。1997.10。上野の森美術館。

1997年10月12日。 これを、美術館でやる意味があるのか。バカボンのパパも、マンガやアニメの中でこそのキャラクターじゃないのか。他のキャラクターも同様だけど、こういう展覧会は、凱旋的な意味合いが強くなってしまうような気もする。 ただ、タ…

太郎知恵蔵。「ロボット・ラヴ ― 幻想としての他者と機械の欲望 ―」。1997.11.7~12.7。キリンアートスペース原宿。

太郎千恵蔵。「ロボット・ラヴ ― 幻想としての他者と機械の欲望 ―」。1997.11.7~12.7。キリンアートスペース原宿。 1997年12月3日。 考えてみれば、椹木野衣が書いていたけれど「アニメをうまく利用している」側の作家かもしれない。 少し時間が経つ…

ジェームス・タレル展「夢のなかの光はどこからくるのか?」。1997.10.10~12.7。埼玉県立近代美術館。

ジェームス・タレル展「夢のなかの光はどこからくるのか?」。1997.10.10~12.7。埼玉県立近代美術館。 1997年10月10日。 暗い部屋。あるかないか分からないくらいのぼんやりとした光り。 ただ、それが壁に投影されているだけかと思った。 それでも、…

田辺明子 展。1997.5.9~5.24。スカイドアアートプレイス青山。

田辺明子 展。1997.5.9~5.24。スカイドアアートプレイス青山。 1997年5月17日。 木の枠。それに色をつけている。ドナルド・ジャッドとかの亜流にしか見えない。そんな知識がある方が悪いのだろうか。それは、中途半端な見方なのだろうか。 でも、それ…

「怪獣ミュージアム」。開田裕治。1997.7.19~8.31。川崎市市民ミュージアム。

「怪獣ミュージアム」。開田裕治。1997.7.19~8.31。川崎市市民ミュージアム。 1997年8月21日。 開田裕治という名前を知る。怪獣画。というより、怪獣ファンタジーだろう。好きな人には、めちゃくちゃ支持されるが、興味がないと、バカにされる。ただ…

「中国現代美術展」。1997.4.5~7.27。ワタリウム美術館。

「中国現代美術展」。1997.4.5~7.27。ワタリウム美術館。 ここのところ、中国の現代アートを2回見た。最初は、キリンアートスペース原宿の「不易流行」。 もう一つは、外苑前のワタリウム美術館。「中国現代美術展」。 印象が強かったのは、大きな顔で強い…

「不易流行」。1997.3.8~4.16。キリンアートスペース原宿。

「不易流行」。1997.3.8~4.16。キリンアートスペース原宿。 中国の現代美術の展覧会を2ヵ月で2つ見た。 一つは、原宿・キリンのアートプラザ。「不易流行」。 おもしろかったのは、紙を積み上げて迷路のようになっていて、そこを靴を脱いであがって歩いて…

ダイムラー・ベンツグループ アート・スコープ ’97 「鯨津朝子 作品展」。1997.11.25~12.3。スパイラルガーデン。

ダイムラー・ベンツグループ アート・スコープ ’97 「鯨津朝子 作品展」。1997.11.25~12.3。スパイラルガーデン。 1997年12月3日。 手作業。 すごい時間がかかっているのは、分かる。 でも、自分の行為を、いとおしみすぎてないか?と思ってしまった…

北 直以 展「仮構の風景」。1997.4.1~4.13。GALLERY ART SPACE。

北 直以 展「仮構の風景」。1997.4.1~4.13。GALLERY ART SPACE。 1997年4月。 はかない。 頼りない。 消えるか、消えないか、その境目。 うつろいゆく。 それを、作品として作り、それを人にも自分が感じたのと同じようにどう伝えるか。 難しいと思う。…

「質・量」原美術館コレクション展。1997.6.7~7.13。原美術館。

「質・量」原美術館コレクション展。1997.6.7~7.13。原美術館。 1997年6月18日。 河原温のデイトペインティング。 「83・JUN・18」。 ちょうど日付けが、今日といっしょだった。 いつも落ち着いていて、自分のもののように見る事ができる。でも、…

コレクション展。1997.4.8~5.11。齋藤記念川口現代美術館。

コレクション展。1997.4.8~5.11。齋藤記念川口現代美術館。 駅から歩いてすぐといっていい所にこじんまりとした美術館がある。取材の帰りに蕨駅で降りて行く。 確か入場料が300円くらい、というのも嬉しい。うっかりすると見のがしそうな入口を入る。荷物…