2023-01-01から1年間の記事一覧
https://amzn.to/3RVRt2d 『秘密の知識』(普及版) デイヴィッド・ホックニー 現代の巨匠、ホックニーが科学的、視覚的根拠により著した美術史における大胆な仮説。カラヴァッジョ、デューラー、ダ・ヴィンチ、アングルなど西洋の巨匠が描いた名画やスケッ…
「さいたま国際芸術祭2023」 2023年12月6日。 なかなか行くことができず、やっと行けそうなのが、会期終了間際だった。 大宮は、私たちにとって遠い。 電車に乗って、座れたからよかったけれど、1時間くらいずっと走って、そして、やっと着く。 その…
『読書する女性たち』。2023.9.9~11.19。アーティゾン美術館。 アーティゾン美術館になってから初めて行った。 常設展の中に、特集コーナーが設置されていて、そこで「読書する女性たち」というテーマだった。 『ヨーロッパでは、読書という画題は、男性に属…
『安藤裕美個展 学舎での10年をめぐって 「ナビ派」と「パープルーム」への眼差し』 2023年11月20日。 『パープルームギャラリー』。 https://parplume-gallery.com/501-2/ パープルームというアート・コレクティブ(≒アートグループ)、第1期のパ…
「創造の現場 映画と写真による芸術家の記録」。2023.9.9~11.19。アーティゾン美術館。 美術館の5階。その展示室で、映像と写真が並んでいる。 映像は、全部鑑賞すると2時間30分、といった表示があって、親切と思う一方で、それだけの時間をかけられない…
「ジャム・セッション 石橋財団コレクション×山口晃 ここへきて やむに止まれぬ サンサシオン」展。2023.9.9~11.19。アーティゾン美術館。 2023年11月15日。 もしかしたら、日本の美術館の中でも、屈指のアクセスに恵まれた施設かもしれない。 東京…
MOTコレクション 被膜虚実 特集展示 横尾忠則―水のように 生誕100年 サム・フランシス 皮膜虚実。 テーマに関しては、何か惹きつけられたり、興味を持てたり、といったことがなかったのは、おそらくは、どこかで聞いたような、見たようなテーマであって、何…
「あ、共感とかじゃなくて。」。2023.7.15~11.5。東京都現代美術館。 (「あ、共感とかじゃなくて。」サイト) https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/empathy/ SNSの「いいね!」や、おしゃべりの中での「わかる~~~」など、日常のコミュニケーショ…
2023年10月25日。 時々、グループ展や、常設展で、その明るさと静かさのある作品は、あちこちで見ている。それは、「あ、ホックニーだ」などとそれほど知らないのに、つい心の中で小さく叫んでしまうほど、そのオリジナリティーの強さはある。 ただ…
『アウトサイドで生きている』 櫛野展正 https://amzn.to/3s38bma アウトサイドアート。という範囲は、思ったよりも広いと感じたのは、定義上は「正式なアートの教育を受けていない」と、アウトサイドアーティストになるらしく、それは、ファインアートの、…
「大洲大作 Logistics/Rotations」 https://www.ota-bunka.or.jp/event/sponsored/ota_art_project/draw_in_the_city/logistics_rotations 2022年の9月30日から10月10日にかけて、東京大田区蒲田駅周辺で、大洲大作の映像作品が展示された。街の…
2023年10月12日。 いつも、「アート観客」を読んでくださり、ありがとうございます。 今回、初めて、読んでいただいた方は、見つけてくださり、ありがとうございます。 この「アート観客」は、2020年5月から始めました。 なるべく毎日、ブログ…
『アートの地殻変動』 北川フロム https://amzn.to/46pidgi アートによって、町おこしや地域おこしをしようとしている自治体は、今は、かなり多いのではないだろうか。そのことすべてが素晴らしいとは思わないし、その「〇〇ビエンナーレ」や「〇〇トリエン…
根本敬 presents 蛭子能収「最後の展覧会」。2023.9.7~9.30。AKIO NAGASAWA(AOYAMA) 2023年9月30日。 蛭子能収の顔をテレビで見る機会がほとんどなくなった。 バスの旅は、人気もあったようだし、よく見ていて、笑っていたのだけど、認知症を発症し…
amzn.to あの「ゴッホ」の弟に焦点を当てた作品。 兄ヴィンセントは弟テオなくして、画家ヴァン・ゴッホたりえたか?98通もの未公開書簡を軸に弟テオの画商としての生涯に光を当てた初めての伝記。“ふたりのゴッホ”の芸術創造のドラマ。 これが、本の内容を紹…
「“つみくさ”ワークショップ」(講師・中村美之)。2023.9.30。10.31。11.25。Hasu no hana。 このワークショップのテーマは「足元の小さな植物から季節を感じる ささやかで豊かな生活」だった。 妻が出かけて、楽しそうに帰ってきた。 講師のプロフィール。…
IDOL DANCE!!!: 歌って踊るカワイイ女の子がいる限り、世界は楽しい | 竹中 夏海 |本 | 通販 | Amazon 体育大で、舞踏を学んだ著者が、アイドルダンスの振り付けをしたい、と願って、それを仕事にし、発展させていく様子がすごい。というより、最初から振り…
「多摩川千家」。2017.6.18。Hasu no hana。 2017年6月18日。 お茶をたてて、お茶をいただく、というワークショップ。 それも普段は使っていないギャラリー内にあるツリーハウスの中で、行うというので参加する。 「多摩川千家」 千宗編と名乗り、お…
「国川広」。2023.8.26~9.16。小山登美夫ギャラリー天王洲。 2023年9月16日。 記憶力に自信がないから、最初にどこで知ったのかも忘れてしまったけれど、確か、美術専門誌のサイトで見た気がする。 (「美術手帖」サイト) https://bijutsutecho.com …
山崎美弥子展 「DAWNーkind of blue YAMAZAKI MIYAKO with /360° 2023」。2023.9.15~10.1。スパイラルガーデン。 2023年9月30日。 久しぶりに、スパイラルガーデンに行った。 それほど頻繁に来たわけでもないのだけど、こんなに多くの絵画作品が並ぶ…
『アーティストのためのハンドブック 製作につきまとう不安との付き合いかた』。デイヴィッド・ベイルズ。 テッド・オーランド https://amzn.to/48BlMBF すごく素直で真っ当な本だった。 ごく当たり前だけど、基本的で大事なことが書いてあって、自分がアー…
『ジャンクス・ポーツ』。2023.9.7~9.22。ANOMALY。 2023年9月16日。 天王洲の複数のギャラリーが入っているビル。 その一角にある「ANOMALY」。 (「MUUSEO SQUARE」サイト) https://muuseo.com/square/articles/1197 2018年11月、現代アートのギャ…
細倉真弓|散歩と潜水。2023.9.2~10.7。Takuro Someya Contenporary Art。 2023年9月16日。 天王洲にあるビル。ギャラリーがいくつも入っている。 そのうちの一つ。 大きい写真。 久しぶりに「かっこいい写真」を見たように思った。 (「TSCA」サイト…
伊坂柊 『Polyfold Quirk』。2023.8.19~9.16。児玉画廊(Kadama Galliery)。 2023年9月16日。 デジタルを利用した作品。 それは、もう新しいといったことではなく、作家にとっては、絵筆と同じように道具の一つのように自然に使用した上で、どんな作…
遠藤七海パフォーマンス「ショーイング」。2023.9.10。下丸子の家。 https://otaku-open-atelier-2023.jimdosite.com/連携スペース/ 2023年9月10日。 予定より1週間後に、再び遠藤七海のパフォーマンスである「ショーイング」を開催することが決まっ…
佐々木香菜子 個展『MOVE』。2023.9.8~10.1。六本木ヒルズADギャラリー。 2023年9月19日。 森美術館で展覧会を見て、帰りは3階に降りる。 そのショップにはギャラリーがあって、つい寄ってしまう。 一面に青を基調とした抽象的な絵画。 動きもあって…
『ワールド・クラスルーム』。森美術館。2023.4.19~9.24。 『ワールド・クラスルーム』サイト https://www.mori.art.museum/jp/exhibitions/classroom/index.html 1990年代以降、現代アートは欧米だけでなく世界の多様な歴史や文化的観点から考えられるよう…
「鳥の歌」高橋宣之。2023.6.29~9.27。フジフィルムスクエア。 2023年8月26日。 1970年ごろの写真。 場所は、スペインらしいけれど、光と影がとてもくっきりと強くて、そこに写っている人の存在も強く見える。 その強さのせいか、写真が物質に思…
amzn.to 現代アートは、コンセプトが重要とは言っても、それでもアートだから、その見た目がポイントだと思う。 そうなると、アートを紹介する場合に、どれだけ図版が使えるかで印象が変わってくるけれど、おそらくは写真を使う際に、有名な作品ほど、その使…
保坂和志『小説的思考塾』vol.12〈保坂和志+山下澄人:対話篇〉。 http://hosakakazushi.com/?p=1505 参加するときには、いつも、ある種の戸惑いがある。 これを視聴することは、何かに具体的に役立つわけではない。それに、全部を理解できることは、まずな…