2023-08-01から1ヶ月間の記事一覧
町工BAR vol.19「循環する鉄」 鉄アーティスト・長坂絵夢×職人・伊藤由博「(有)伊藤精機」。(モデレーター・フクマカズエ)。2017.10.28。くりらぼ多摩川。 2017年10月28日 トークショーに行こうとして、初めての場所に行った。 人がいた。わりと…
amzn.to 認知工学者、認知科学者でもある著者がデザイナーであることで、おそらく初めてわかることが書かれているような気がした。 デザインで使いやすが圧倒的に変わるし、事故につながるかどうかも知った。それだけ重要なことなのは間違いないようだ。 例…
寺村サチコ展『さよなら、嘘だけど』。2018.7.7~28。Hasu no hana。 柔らかい世界が広がる。 作品の素材は、シルクオーガンジー。 今回は、孔雀をモチーフとしたインスタレーションということだったのだけど、そういう華やかさと、やや得体の知れない感じも…
レストラン エル・ブジの話をある雑誌で読んだ時、衝撃だったのは、そのコンセプトだった。たとえば、泡を料理として出す。まるで科学実験のような、さらには本当にアートのようなメニューに感じた。 スペインの予約が取れない人気レストランに、自分では行…
坂田あづみ展『混沌と秩序(chaos and order)』。2018.6.2~15。Hasu no hana。 布やリボンや糸。 日常の中にあるものを使って、ギャラリーが別の世界になっている。 それは、どこか過剰な部分があるせいかもしれない。 『坂田あづみは、自身の中に湧き起こ…
『植物と歩く』。2023.7.2~8.25。練馬区立美術館。 昔と比べて「植物」に興味を持つようになったのは、植物好きの妻の影響を思った以上に受けているせいだと思う。 だから、夏にどこかに行きたいと思ったときに、「植物」をテーマにした展覧会があるのを知っ…
東京都大田区主催の建築関係の表彰式みたいなものがあり、そこで講演会があり、大山の話を初めて聞いたのは2018年だった。その前に著書も読み、ある程度の予想があり、だから、聞きに行ったのだけど、事前の想像をはるかに超えて、面白かった。そんな粗…
『あなたのアートを誰に見せますか?』 http://who.oh-mame.com 『社会の様々な問題に向き合うアーティストの作品を通して、孤独、身体とセクシャリティ、人間と自然の関係、他者との協働や連帯など、さまざまな今日的問題について考えます。さらに「オーデ…
『水中の哲学者たち』 永井玲衣 https://amzn.to/3YK2Hc2 哲学カフェ。 最初は、怖くもあったのだけど、実際は、自由で誠実な場所であって、だから、考えることの必要性だけでなく、その楽しさも少しわかったような気がする。それは、最初に行った場所に恵ま…
『鵜の森手作り市vol.③+ゲリラペケ市』。2013.3.16。Hasu no hana。 ギャラリーが小さなお祭りのようになる企画が3回目になると、やっぱりちょっとうれしい。 『大田区に住んでいる人、「Hasu no hana」にゆかりのある人が中心になって、みんなでつくる「…
『新写真論 スマホと顔』 大山顕 https://amzn.to/3schqjE 写真論」という題名がついているが、ここでは、どうすれば「いい写真が撮れるか?」とか「どのような写真が優れた写真なのか」といった話は、ほとんどされていないと思う。ただ、厳密にいえば、それ…
『マティス展』。2023.4.27~8.20。東京都美術館 もうずいぶん昔になるけれど、マティスの作品を初めて見た時の印象は覚えている。 赤い部屋が描かれているのだけど、その赤の塗り方が、そばに行ってみると、明らかに塗り方が粗くなっている。それは、レンブ…
写真集 『うれしい生活』 植本一子 https://amzn.to/45lsSYG ありそうでない、毎日を記録しているという写真集。 そういう意味では、共感もできそうだった。 今回の写真集は、夫であるラッパーのECDが病気になり、闘病し、亡くなることまでも記録されている…
『鵜の森手作り市 vol.②』。2012.9.29。Hasu no hana。 昨年、できたギャラリー。 町にアートがやってきて、とてもありがたい。 その上、こうしたイベントもあって、楽しかった。 『大田区に住んでいる人、「Hasu no hana」にゆかりのある人が中心になって、…
保坂和志の「小説思考塾」に、保坂氏の対話相手として登場して、そのことで、この著者を初めて知った。 『保坂和志 小説的思考塾 vol.11』 http://hosakakazushi.com/?p=1498 それで、『野球短歌』-----どうしても、短歌や俳句など定型詩に関しては、気持…
「メキシコのゆかいな日常マーケット」。2012.12.15~16。Hasu no hana。 いつもはあまり見たことがないようなものがギャラリーに並ぶ。 それだけで、やっぱり、いつもとは違う場所になる。 マーケットの企画のときには、毎回、そんなことを思う。 「メキシコ…
『現代アートとは何か』 小崎哲哉 現代アートとは何か | 小崎哲哉 |本 | 通販 | Amazon バランスがいい本だと思う。現代アートに関する要素、これだけの幅を、比較的、遠慮なく書ける(ように見える)人は、こういう立場しか無理なのかもしれない。カルチャ…
「鵜の森手作り市」。2012.6.30。Hasu no hana CAFÉ。 ギャラリーができて、1年以上が経つ。 地元・東京都大田区に住んでいる人や、このギャラリーにゆかりがある人たちが中心になって、「手作り市」が開かれる。 1日だけだけど、ささやかなお祭りのようで…
それほど、頻繁にはないけれど、本を読んでいて、ある言葉が印象に残って、その著者のことも忘れないことがある。 『世界は贈与でできている』 近内悠太 https://amzn.to/3QAwUZb 誰にも迷惑をかけない社会とは、定義上、自分の存在が誰からも必要とされない…
高橋銑『聞かれなかった声』。2023.7.15~8.6。LEESAYA。 気がついたらギャラリーは閉まっていたり、新しく開かれていたり、それから、やたらと移転することも多い。だから、気がついたら、知らないギャラリーができていることがある。 今回も、そうだった。…
amzn.to 以前から、公共空間の彫刻に関しては、自分が思った以上に気になっていたことを、この本を読んで、改めて分かったし、彫刻は、ずっと公共空間に存在するだけに、やはり重い思惑があることを確認できたような気がした。著者自身が、現代という時代に…
メキシコの小さな陶器市。2018.5.19~25。Hasu no hana。 行ったことがない国の、陶器が並ぶ。 食事に使ったりするから、似ているけれど、やっぱり違う。 違うと思うのは、どうしてなのだろう、などと考えたりもする。 『手しごとであふれる国メキシコ。それ…
『現代美術史 欧米、日本、トランスナショナル』 山本浩貴 https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784121025623 明らかに、これまでとは違う視点から書かれた美術史だと感じた。 それは、著者の経歴とも関係があるようだけど、読んでいると、これが現代美…
キタムラマサコ展『葉壜に芽吹く春』。2018.4.7~15。Hasu no hana。 いわゆる花瓶が並んでいる。 ガラスで、軽やかで、でも、少し形が違うだけで、新鮮な印象になる。 いわゆるリサイクル、の手法なのだけど、それだけではない要素を加えている感じがする。 …
『みんなの現代アート 大衆に媚びを売る方法、あるいはアートがアートであるために』。グレイソン・ベリー https://amzn.to/47aVntL 著者は、1960年生まれ。 2003年に、アート界では重要な賞であるターナー賞を受賞している現役のアーティストでもあ…