アート観客   since 1996

1996年からアートを観客として見てきました。その記録を書いていきたいと思います。

2021-01-01から1年間の記事一覧

「ステッチ・バイ・ステッチ 針と糸で描くわたし」。2009.7.18~9.27。東京都庭園美術館。

「ステッチ・バイ・ステッチ 針と糸で描くわたし」。2009.7.18~9.27。東京都庭園美術館。 2009年8月23日。 合計6人で庭園美術館の入り口にいつのまにか出来ていたミュージアムショップで待ち合わせて、展覧会に行った。久しぶりの庭園美術館は前より…

エミリー・ウングワレー展。2008.5.28~7.28。国立新美術館。

エミリー・ウングワレー展。2008.5.28~7.28。国立新美術館。 2008年6月28日。 午後12時少し前に着いた。妻の友人とも待ち合わせた。 エミリー・ウングワレー。 先週の日曜美術館でやっていた。 点描の絵が並んでいる。きれいだけど、そして、でも描…

『偶然の振れ幅 「出来事の成り立ち」を記述する美術』。2001.7.20~8.26。川崎市市民ミュージアム。

『偶然の振れ幅 「出来事の成り立ち」を記述する美術』。2001.7.20~8.26。川崎市市民ミュージアム。 2001年8月25日。 東急の出してる薄い雑誌のようなものアートの紹介のコーナーがあって、そこにも載っていて、券が当たるというので締めきりぎりぎり…

開館記念展「多面体・岡本太郎 ― 哄笑するダイナミズム」。1999.10.30~2000.4.9。川崎市岡本太郎美術館。

開館記念展「多面体・岡本太郎 ― 哄笑するダイナミズム」。1999.10.30~2000.4.9。川崎市岡本太郎美術館。 2000年4月1日 川崎の岡本太郎の美術館へ初めて行った。 岡本太郎は、昔は「芸術は爆発だ」とか「グラスの底に顔があってもいいじゃないか」とい…

「堀内誠一 雑誌と絵本の世界」。1999.8.21~10.3。平塚市美術館。

「堀内誠一 雑誌と絵本の世界」。1999.8.21~10.3。平塚市美術館。 1999年9月12日。 実家にずっといて、皿を洗って洗濯をして干して、ただそれだけなのに、妙に疲れて、休み休みじゃないと体が動かないこともある、簡単に言えば気合いが足りない、とい…

「幻想植物園展」。1998.10.17~12.23。平塚市美術館。

「幻想植物園展」。1998.10.17~12.23。平塚市美術館。 1998年12月13日。 植物をテーマに、幻想という名がついて、それもtokyo popをやった平塚だから、と条件が揃って、期待しすぎていたかもしれないが、平凡に感じてしまった。それは、自分…

中村哲也 「ポーズ」。1997.7.1~7.19。ギャラリー小柳。

中村哲也 「ポーズ」。1997.7.1~7.19。ギャラリー小柳。 1997年7月7日。 よく出来ているハリボテの彫刻。 薄っぺらい感じは確かにするけど、それ以上の感じはしない。椹木野衣の解説を読んでもピンとこない。自分の理解力が足りないのだと思う。このリ…

「“ゴッホとその時代”展―Ⅴ|最終篇| ゴッホと四季」。1997.9.12~11.11。安田火災東郷清児美術館。

「“ゴッホとその時代”展―Ⅴ|最終篇| ゴッホと四季」。1997.9.12~11.11。安田火災東郷清児美術館 1997年11月11日 招待券を知人から、もらった。新宿の高層ビル。なんで、42階なんだろう?と思った。縁起が悪いと避けられそうな階。かなり観客は多…

「マン・レイ 自由と喜び」。1998.2.27~4.17。伊藤忠ギャラリー

「マン・レイ 自由と喜び」。1998.2.27~4.17。伊藤忠ギャラリー 1998年4月17日。 立派で、思ったよりも広いギャラリーだった。 マン・レイ。 何か、やっぱり、クール。 そして、どこか、笑っている感じがする。 (1998年の時の記録です。多少の加…

草間彌生。1999.4.29~7.4。東京都現代美術館。

草間彌生。1999.4.29~7.4。東京都現代美術館。 1999年7月1日 何で、こんなに湿気をものすごく含んだ情熱なんだろう。 そういえば、鏡台を合わせ鏡にして、無限に続く中をよくのぞきこんでいたことを思い出した。なぜか、一人でいる時によくやった気が…

「ユトリロとヴァラドン」展。2000.5.17~6.18。小田急美術館。

2000年6月14日 ユトリロとその母親・ヴァラドンの展覧会。 日本ではほとんど初めてらしいヴァラドンの絵は、でもそれほど凄いと思わなかった。いろいろな画家と付き合い、誰の子供か分からないままに、ユトリロを生んだらしい。そういうエネルギーは…

「周鉄海―偽薬・スイス」。2000.10.24~2001.1.28。原美術館。

「周鉄海―偽薬・スイス」。2000.10.24~2001.1.28。原美術館。 2001年1月17日。 ロールスクリーンがボタンで動き、絵が広がる。解説を読むと、美術界の汚さみたいなものも考えるようなことが書いてある。でも、きれいな世界ってあるんだろうか。そう考…

サラ・ジー。2008.2.8~5.11。メゾンエルメス フォーラム。

サラ・ジー。2008.2.8~5.11。メゾンエルメス フォーラム。 2008年4月25日。 あさってが母の1周忌。 そこに来てくれる人達へのお菓子を三越で買おうと決めていた。 たぶん、その世代のステータスとかあこがれとかのせいだと思うけど、母は三越が好きだ…

山本基「しろきもりへ」―現生の杜・常世の杜―。2011.7.30~2012.3.11。箱根彫刻の森美術館。

山本基「しろきもりへ」―現生の杜・常世の杜―。2011.7.30~2012.3.11。箱根彫刻の森美術館。 2012年3月4日。 大学院の同期と旅行だったけど、みんなは一泊なのに、私は日帰りで彫刻の森の駅で落ち合った。7人の同期が待っていてくれた。ありがたい。 …

モローとルオー。2013.9.7~12.10。パナソニック汐留ミュージアム。

モローとルオー。2013.9.7~12.10。パナソニック汐留ミュージアム。 2013年12月9日。 妻の友人にいただいた招待券があったけど、いつの間にか、その展覧会の会期が終わりに近づいているのに気がついて、その終わりギリギリに行くことになった。義母を…

ミクロ・イヴェント 谷内恒子展。2014.7.18~9.21。メゾンエルメス フォーラム。

ミクロ・イヴェント 谷内恒子展。2014.7.18~9.21。メゾンエルメス フォーラム。 2014年9月21日。 思っていたパフオーマンスと違った。 自分の知識の限界はあるにしても、パフォーマンスといえば、妙に間をゆっくりと開けた動きが続いて、どちらかと…

NO MUSUEM , NO LIFE? これからの美術館事典 国立美術館コレクションによる展覧会。2015.6.16~9.13。東京国立近代美術館(竹橋)

NO MUSUEM , NO LIFE? これからの美術館事典 国立美術館コレクションによる展覧会。2015.6.16~9.13。東京国立近代美術館(竹橋) 2015年9月12日 最初は「お勉強」みたいなイメージで気持ちが敬遠していたけれど、雑誌に載る展覧会風景を見て、勘違い…

ボッティチェリ展。2016.1.16~4.3。東京都美術館。

ボッティチェリ展。2016.1.16~4.3。東京都美術館。 2016年3月24日。 友人にボッティチェリをとても好きな人がいて、この展覧会があるのを知って、美術手帖の懸賞で当てる、と思って送ったら当たったので、これは一緒に行かなくては、と思って、誘った…

吉岡徳仁 スペクトル。2017.1.13~3.26。資生堂ギャラリー。

吉岡徳仁 スペクトル。2017.1.13~3.26。資生堂ギャラリー。 2017年2月1日。 ヴァニラ画廊のあとに、寄った。 どこかで見た、ストローを並べた作品だけは覚えている。森美術館での羽毛が雪のように見えるという作品は、聞いたときには、もっとわくわく…

毒山凡太朗:Public archive。2018.6.14~7.30。青山目黒。

毒山凡太朗:Public archive。2018.6.14~7.30。青山目黒。 2018年7月8日。 今日はトークショーもあるし、昨日行こうと思っていたギャラリーに行くことにした。暑くなって、いつもよりも早めに目がさめて、なんだか眠いような気もしたのだけど、それで…

原田治 展「かわいい」の発見。2019.7.13〜9.23。世田谷文学館。

原田治 展 「かわいい」の発見。2019.7.13〜9.23。世田谷文学館。 2019年8月29日。 たぶん妻のほうが、若い頃にずっと好きだった、というか影響を受けて、それも、特別というよりは、日常的な魅力がある作品を作り続けてきた人で、私にとっては、ミス…

ルート・ブリュック 蝶の軌跡。2019.4.27~6.16。東京ステーションギャラリー。

2019年6月16日。 若い友人が結婚して、夫を紹介したいということも含めて、最終日に行くことになった。待ち合わせは東京駅丸の内北口ドーム。気がついたらギャラリーに人がたくさん並んでいて、焦ったりもしたが、友人夫妻があらわれて、あいさつもし…

ピエール・ボナール展。2018.9.26~12.17。国立新美術館。

ピエール・ボナール展。2018.9.26~12.17。国立新美術館。 2018年11月22日。 ほとんど知らない人だった。色が鮮やかだったり、印象派のようで印象派と違うのは、もっとプレイベートな感じがするのか、よく分からないし、確かナビ派という名前は知って…

三沢厚彦 アニマルハウス:謎の館。2017.10.7~11.26。渋谷区立松濤美術館。

三沢厚彦 アニマルハウス:謎の館。2017.10.7~11.26。渋谷区立松濤美術館。 2017年11月9日。 気がついたら何度も何十回も作品を見ている作家がいて、三沢厚彦は、そんな印象があるというか、振り返ったら、例えば青森でも見たし、他の場所でもかなり…

BARACK OUT。2016.12.9~12.25。旧松田邸。

BARACK OUT。2016.12.9~12.25。旧松田邸。 2016年12月23日。 たぶん会田誠のツイッターで見たと思ったけど、ほとんど知らなかった展覧会だったが、なんだか評判が良さそうで、行くことにして、妻と相談して、出かけられた。 今年はチンポムの作品が…

「おとなもこどもも考える ここは誰の場所?」。2015.7.18~10.12。東京都現代美術館。

「おとなもこどもも考える ここは誰の場所?」。2015.7.18~10.12。東京都現代美術館。 2015年10月8日。 この展覧会は、夏休みに合わせたもので、同時期に機関車トーマスの展示もやっていたから、その狙いはとても明らかなものだけど、始まったのが7…

「キャラクラッシュ!」。2014.10.11~11.2。東京都文京区湯島3−28―10。

2014年11月1日。 いつの間にか、復活したようになっているカオスラウンジ。2010年の春に日比谷で見て、おお、と思って、それから2年ほどたつ頃には、何かしらの問題があったらしく消えかかったように見えていた。 それでも、2013年に春に梅…

リュック・タイマンス 「The Spill」。2013.3.23~5.2。ワコウ・ワークス・オブ・アート。

リュック・タイマンス 「The Spill」。2013.3.23~5.2。ワコウ・ワークス・オブ・アート。 2013年5月6日。 もう10年くらい前に見た時は、本当に心に染み込むようだった。暗くて、すすけているようで、でも鮮やかで、他ではあまり見ないような暗い画面…

都丸篤子展 ― 陶 やわらかい白のかたち ―。2012.4.5~4.27。LIXILギャラリー。

都丸篤子展 ― 陶 やわらかい白のかたち ―。2012.4.5~4.27。LIXILギャラリー。 2012年4月16日。 まったく知らなかったし、行く前は、見るとは思っていなかった展覧会。陶芸。白く、やわらかく、陶器とは思えないけど、不思議な、花びらのようにも見え…

イケムラレイコ ME ZA ME。2009.10.10~11.21。シュウゴアーツ。

イケムラレイコ ME ZA ME。2009.10.10~11.21。シュウゴアーツ。 2009年10月31日。 もう10年近く前になるけれど、妻が豊田市立美術館で見てから、イケムラレイコが好きになったらしく、見られる時はグループ展などでも行くようになった。今回は、シ…