2024-01-01から1年間の記事一覧
2024年12月15日 https://shoto-museum.jp/exhibitions/206suda/ (「須田悦弘」展。渋谷区立松濤美術館) 松濤美術館に着いたら、入り口のところに行列ができていた。初めてのことで、なんだかショックだったけれど、確かにホームページでは、混雑の…
2024年11月23日。 妻と、下丸子の駅で夕方に待ち合わせをする。季節は進んでいるので、暗くなるのも早い。 無事に会えたので、そこから歩く。 去年も来たはずなのに、微妙に自信がなく、暗くなっているので、少し不安にもなる。 と思ったら、その会…
2024年12月21日。 月岡芳年は、江戸末期から明治中期にまで活躍した浮世絵師、ということになっているけれど、考えたら、江戸時代のものであるはずのもので、そこから、全く違う世の中になった中を、浮世絵師として生き残ったこと自体が、すごいこと…
2024年11月21日。 第一次世界大戦が終わったのが1918年。 そのあと、第二次世界大戦となったのが1939年。 その間が20年足らず。 改めて、その時間は短く、第二次世界大戦が終わってから、時間が経って生まれた人間にとっては、その時間に…
2024年11月9日。 1990年代の後半。すでにどこのギャラリーかは忘れてしまったが、開発好明は、全裸でのパフォーマンスを映像で展示している作品を見たことがあって、それは、孤独な戦いのように見えた。 それから数年経って、岡本太郎現代芸術賞…
2024年11月9日。 (『日本現代美術私観:高橋龍太郎コレクション』東京都現代美術館 サイト) https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/TRC/ 展示は、いくつものテーマに分かれて展示がされている。 最初は、第1章「胎内記憶」とあって、戦後すぐ…
2024年11月4日。 コレクション展だから、勝手ながら、それほど刺激的な作品がないのかもしれなくて、だけど、関連の企画の中に「大人のための美術カフェ」というのを発見する。 学芸員が、展覧会の見どころやエピソードなど、いろいろと話をしてくれ…
2024年7月13日。 他のギャラリーで知り合ってから、個展があるときちんとDMを送ってくれる。 今回は、根津駅のそば。 仕事が終わってから、夕方に向かう。 芳名帳に名前を書いていると、覚えていてくれて、少し話をする。 作家は沖縄に移住をし、今は…
2024年8月21日。 この写真歴史博物館の中で展示される写真は、何度か来ただけだが、いつも物質としての強さを感じる。 光と闇がクッキリとしていて、画面もかなり強い。 今回も、写真家の家族を撮った作品で、距離の近さも感じるし、写真はいつも鑑賞…
2024年10月12日。 道路から中が見える1階ではなく、ビルの4階にあるだけで、少し敷居が高くなる。特に銀座で、少し脇道に入った場所で、前も何度か来たはずなのに、ちょっと迷う。 (「ギャラリー小柳」) https://www.gallerykoyanagi.com/jp/exh…
2024年10月12日。 土曜日の夕方。 想像以上に観客が多かったし、ギャラリーで、こんなに警備員がいるのを見るのは初めてだったかもしれない。 マティスは、どうして、こんなふうに、ところどころ塗り残しのようになっているようなのに、気持ちよく、…
2024年9月26日。 https://ycag.yafjp.org/exhibition/new_artists_today_2024/ (新・今日の作家展2024「あなたの中のわたし」) 今回の「新・今日の作家展」は2人の作家が取り上げられていた。 1人は、布施琳太郎。 美術に関するメディアなどで、時…
2024年9月28日 以前、来た時に、代々木東口という独特な雰囲気と、そこからすぐの場所にあるのだけど、ギャラリーの入り口が、自販機が扉のようになっていることで、かなり印象に残る魅力的な場所だった。 そこでの個展。 写真展。土曜日だったせいか…
2024年9月5日 https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=2637 (東京国立博物館『内藤礼 生まれておいで 生きておいで』) 第一会場に入る。 細長く、少し暗い場所。 さまざまな色の小さい丸い玉が、天井からぶら下がっている。 その数も…
https://amzn.to/3Zog5VD 『生き延びるために芸術は必要か』 森村泰昌 最初、著者の今は誰も住まなくなった実家の話から始まる。 そして、その実家は、このままだと朽ちていくしかないけれど、ではどうするか?といった話になり、でも、それは空き家問題とい…
2024年8月24日。 artsquiggle.com 会場は広かった。 天井も高い。 渡された会場の案内図を持って、中を歩く。 最初に入り口付近の作品に自然と見に行ってしまう。 そこには少し暗い中に立体が積み重ねられていた。ただ、それを構成する立体は、自分自…
111年目の中原淳一展 https://nakahara111.exhibit.jp 2024年8月29日。 館内には、平日なのに、思ったよりも人がいた。 展示は2階の会場からだった。 中原淳一は、1913年生まれ。 10代で自作の人形で注目を浴びて、活躍を始めたらしい。そ…
2024年8月21日。 気温が高い時は、目黒駅から10分くらいはかかるので、歩くと体力を消耗しそうだから、と思い、バスを使う路線を調べたら、中目黒駅からのルートがあった。 それで妻とも相談し、その路線のために中目黒駅で降りて、改札を出て、街…
2024年7月13日。 20数年前に、最初にきちんと見た、現代美術の展覧会で、急にアートに興味を持てたのだけど、そこにも森万里子は作品を出していたから、その時に、軽さのようなものを感じた。 それから、時々、作品を見てきたけれど、ずっと第一線…
2024年7月4日。 https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/HoTzuNyen/ (東京都現代美術館サイト 『ホー・ツーニェン エージェントのA』) 映像作品は、全部で8作品。 それも、3つの展示会場で、時刻によって、映写時間がかわるので、どうすれば全…
2024年7月4日。 https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/mywords/ (東京都現代美術館サイト) いつもは日本語を話している。 これまで海外に滞在した経験は、トータルして2ヶ月くらいしかないから、他の言語に囲まれたようなこともほとんどない…
2024年6月22日。 キュンチョメは、これまで映像の作品が多かった。 それに、インタビュー力が高くて、誰かに取材をすると、その言葉も豊かになって、すごいと思っていた。 初めての絵画展。 ワタリウムの地下に、絵画が並ぶ。 素直にきれいで、魅力的…
サエボーグ 「I WAS MADE FOR LOVING YOU」 津田直子「人生はちょっと遅れてくる」。2024.3.30~7.7。東京都現代美術館。 2024年7月4日。 自分が知らない間に、さまざまな賞ができている。 東京都とトーキョーアーツアンドスペース(TOKAS)は2018…
2024年6月1日。 久しぶりに森村泰昌の個展に行った。 やはり、いろいろな人に扮している。今回は、人だけでなく、「ミロの絵」にまでなっているので、それは抽象画になる、ということもしているので、また可能性を広げたようにも思える。 ただ、そうし…
2024年6月22日。 http://www.watarium.co.jp/jp/exhibition/202405/ (「ワタリウム美術館」サイト) 日々、おびただしい数の展覧会が開催され続けている。即時性と話題性が常に求められ、みな自らの「独自性」を主張し差異化を図ることに必死だ。し…
2024年6月1日。 久しぶりの小山登美夫ギャラリー。 六本木のギャラリーが固まっている場所にある。 ここは、ギャラリーの中でも広い気がする。というよりも、展示室が一つ多いように思って、その広さが気持ちいい。 菅木志雄は、1944年生まれ。今…
2024年6月1日。 この「私が死ななければならないのなら、あなたは必ず生きなくてはならない」という、とても強くて、しばらく忘れられないような言葉は詩の冒頭だった。 https://www.wako-art.jp/exhibitions/ifimustdieyoumustlive/ (ワコウ・ワーク…
「陸路」(スピルオーバー#1)。2024.5.8~6.16。BUG。 2024年5月25日 大型連休が明けた5月8日から、6月16日まで「BUG」では、「スピルオーバー#1」という展示が行われた。 https://bug.art/exhibition/spillover-2024/ 『「陸路」(スピルオ…
2024年4月13日 リクルートがギャラリーを運営していて、そこには何度も行ったことがある。そして、その2つのギャラリーが閉じ、次は東京駅のそばにギャラリーができた、と知ったのは、すでに開廊してから、何ヶ月も経ったときだった。 それは、自分…
青山悟『刺繍少年フォーエバー』 永遠なんてあるのでしょうか?2024.4.20~6.9。目黒区美術館。 刺繍少年フォーエバー 普段、いくつかのサイトを見て、今開催されている展覧会や個展などの情報を知るのだけれど、自分が普段から積極的に情報を集めているわけ…