2017年
『アウトサイドで生きている』 櫛野展正 https://amzn.to/3s38bma アウトサイドアート。という範囲は、思ったよりも広いと感じたのは、定義上は「正式なアートの教育を受けていない」と、アウトサイドアーティストになるらしく、それは、ファインアートの、…
「多摩川千家」。2017.6.18。Hasu no hana。 2017年6月18日。 お茶をたてて、お茶をいただく、というワークショップ。 それも普段は使っていないギャラリー内にあるツリーハウスの中で、行うというので参加する。 「多摩川千家」 千宗編と名乗り、お…
『アート・パワー』 ボリス・グロイス https://amzn.to/468hfVd 訳者あとがきによれば、この著者が重要なのは、「アートとは何か?」を正面から問い続けているから、ということらしい。そういえば、この本は、すごく社会の中のアートといったことも意識して…
町工BAR vol.19「循環する鉄」 鉄アーティスト・長坂絵夢×職人・伊藤由博「(有)伊藤精機」。(モデレーター・フクマカズエ)。2017.10.28。くりらぼ多摩川。 2017年10月28日 トークショーに行こうとして、初めての場所に行った。 人がいた。わりと…
多摩川オープンアトリエ 2017。2017.12.9-12.10。Hasu no hana他。 このギャラリー単独ではなく、近隣のアーティストとのつながりで、会場が5ヶ所なので、散歩のように、近くとはいっても、あまり行ったことがない道を歩いたりもできた。 この「多摩川オー…
長坂絵夢展『fallen leves – corrosion-』。2017.12.9~24。Hasu no hana。 鉄で製作された植物。 それは、さびている。というより、さびることも含めて、作品にしている。 時間も作品にしているのだと思った。 『2016〜2017年にかけては、製鉄会社、…
倉谷卓 展『Photographic Violence』。2017.11.25~12.3。Hasu no hana。 写真展。 写真を、さらに撮影した写真が並ぶ。 SNSが発展して以来、写真の存在の意味が確かに変わったことを、改めて思い出したりもする。 『近年では、他者が何らかの目的のために撮…
サンボマスター【1st 日本武道館2017】〜そのたてものに用がある〜。2017.12.3。日本武道館。 2017年12月3日。 最寄りの駅で降りてから、初めての武道館までは、意外と近い場所だった。サンボのグッズを着ているファンが何人も歩いている。ゆる…
宝槻稔 写真展『顔と貌 Face &Shape』。2017.10.28~11.5。Hasu no hana。 写真展。 人の顔の「形」の不思議さ。 ものの「形」の美しさ。 そんな写真が並んでいる。静かなたたずまいだった。 人の顔。 『「Eyes is the wind of the mind」 古く、人々は神の像…
松下誠子展『Gun-zo』。2017.10.14~25。Hasu no hana。 この作家の個展は、このギャラリーでは2度目だった。 人物が、とてもしっかりと、そこにいて、それでいて、静かな威厳のようなものも感じる。存在感のある作品だという印象だった。 今回も、形式が変…
LI AM プロジェクト『グアテマラ・ピクビル織り』展。2017.10.6~10。Hasu no hana。 織り物が並ぶ。 それも、自分にとって、ほとんど知らない織り物が多いのに、今回は、その中でも珍しいグアテマラの織り物だった。 『ピクビル織りとは、グアテマラの北部・…
指田容史子展『いつもそこにいてくれた』。2017.9.16~24。Hasu no hana。 箱庭プールという作品が、そのたたずまいも、そのネーミングも、印象が強く、同時に、その内省的な気配も、とても良かったのを覚えている。今回も、衣服という身近なものが、遠くなる…
Endless Dialogue Arthur Huang /寺村サチコ/藤田道子。2017.7.8~29。Hasu no hana。 このギャラリーができてから、7年目になって、だから、日常的な存在になって、それはとてもありがたいのだけど、同時に、これまでの蓄積があるので、「常設展」のような…
HOSPITAL ART vol.3。2017.6.10~24。Hasu no hana。 このギャラリーでは、三度目の「ホスピタルアート」展だった。 いつも、こうした作品が病院にあったらいいなと思う。 『かつて“お金がなくても芸術で生活を豊かにしよう”という運動が起こったことを背景…
Masako Kitamura exhibition 摘み草そよぐ葉壜。2017.4.15~22。Hasu no hana。 ビンを再生し、しかも、少し手を加えただけなのに、新しく見える。 そういう小さい花瓶が並んでいる。 『使い終えた壜(びん)を中心に再生利用し、手を加えカタチを変えること…
三浦かおり展『フツフツのそれが消えるまで』。2017.5.8~24。Hasu no hana。 日常的な物質というか、素材を使った作品が並び、そういうものを使ったと思えない感じもするけれど、それは、やっぱりアートだと思った。 『三浦かおりは、人、物、場所などが持つ…
『パープルーム大学 絵画をよむ』。平倉圭×梅津庸一。2017.6.7. http://www.watarium.co.jp/exhibition/1706umetsu/index.html 2017年6月7日。 ゲンロンカフェでのトークを見てから、梅津庸一のことは、前よりも気になっていた。ただ、ナルシスティッ…
山本彌 『流響―リュウキョウ』。2017.3.18~26。Hasu no hana。 布を使って、キノコがある。 乾いているはずなのに、湿り気があるように見えるから、すごいのだろうと思う。 『テキスタイルとは何かを模索するうちに、小さな単位の密集でできたものというテー…
滝口悠生×柴崎友香。2017.7.25。SCOOL。 https://scool.jp/event/20170725/ 2017年7月25日。 佐々木敦氏の主催する?スクールと言うか、イベント空間というか、そんな場所らしく、名前だけはすこし聞いたことがあったが、初めて行こうと思ったのは、…
アーティストのブローチ展 vol.2。2017.2.11~25。Hasu no hana。 バッチなどは服につけたり、缶バッチはバッグにつけたりするけれど、ブローチというのは、あまり縁がなかった。だけど、考えたら、実用とは遠いものだし、アーティストがつくるのに適したも…
大宅壮一文庫ノンフィクションフォーラム 武田徹VS.津田大介VS.森健 「フェイクニュース時代のノンフィクション」。2017.9.29。新宿紀ノ国屋ホール。 https://www.kinokuniya.co.jp/c/label/20170727151840.html 2017年9月29日。 確か津田大介ノツイ…
『震美術論』 https://amzn.to/3C5kZK4 東日本大震災に強く影響を受けた2017年出版の作品でもあるし、美術についての著作でもあるのだけど、今のように「天災」に似た感染症に脅かされている毎日でこそ、読むべき本ではないか、とも改めて思う。 450…
コミュニケーション論としての『勉強の哲学』。千葉雅也。ゲンロンカフェ。 https://genron-cafe.jp/event/20170714/ 2017年7月14日。 勉強の哲学、という本が面白くて、ああやっぱりちゃんと勉強もしよう、という気持ちになったせいもあったし、一度…
『さとにきたらええやん』(あらすじ) https://natalie.mu/eiga/film/170066 2017年3月25日 まったく知らない映画で、まったく知らない映画館だったけど、人に誘われて行くことにする。田端駅で降りて、山手線の東側には、谷間に駅があって、そこか…
『君の名は。』ホームページ http://www.kiminona.com/ 2017年1月16日 ずっと見たいと思っていた。ずっと、この新海誠の話は遠くから、でもとても貴重なもののように聞こえていた。『ほしのこえ』というタイトル。そして、とても繊細で、まさに新しい…
「エゴン・シーレ 死と乙女」。 http://albatros-film.com/movie/egonschiele/info/?page_id=8 2017年2月25日。 有楽町駅からすぐそばのビルの上の映画館。なんとなくこじんまりとしていて、かなり居心地がよいといっていい場所で、そこで待ち合わせ…
映画「この世界の片隅に」サイト https://ikutsumono-katasumini.jp 2017年3月2日。 ずっと見たいと思っていた。 評判が高いというのもあったし、少しずつ見えてくる感じが、これは、去年から「シン・ゴジラ」「君の名は。」と見て、それに加えて、こ…
「ビザール 〜奇妙な午後〜」演劇集団ア・ラ・プラス。2017.6.29~7.3。シアター風姿花伝。 2017年7月3日。 昔、時々行っていたカフェのオーナーがいて、そのパートナーが演劇を主催していて、少し話をしていたら、この時代に、いろいろなトレンドやい…
映画「ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣」。2017.7.29。Bunkamuraル・シネマ。 2017年7月29日。 「19歳で英国ロイヤル・バレエ団の史上最年少男性プリンシパルとなったセルゲイ・ポルーニンは、その2年後、人気でピークで電撃退団…
2017年1月24日。 「美術手帖」は、一般から見たら一部しか読んでないような雑誌だと思うが、でも美術業界内の読者率は、おそらく異常に高いと思う。その雑誌で、「ニューカマーアーティスト100」という特集があって、それを基にした、というか、こ…