2000年
開館記念展「多面体・岡本太郎 ― 哄笑するダイナミズム」。1999.10.30~2000.4.9。川崎市岡本太郎美術館。 2000年4月1日 川崎の岡本太郎の美術館へ初めて行った。 岡本太郎は、昔は「芸術は爆発だ」とか「グラスの底に顔があってもいいじゃないか」とい…
2000年6月14日 ユトリロとその母親・ヴァラドンの展覧会。 日本ではほとんど初めてらしいヴァラドンの絵は、でもそれほど凄いと思わなかった。いろいろな画家と付き合い、誰の子供か分からないままに、ユトリロを生んだらしい。そういうエネルギーは…
2000年4月15日 表参道のスパイラル。 ホールを使って、若いアーチストを中心に紹介し、というイベント。 中に入ると、その一個、一個のブースが狭く、人も多くすぐ後悔する。 そのブースに入ろうとすると、中にその作家本人がいて、私が!という押し…
大竹伸朗〈既景 1978-2000〉展。2000.2.29~3.18。セゾンアートプログラム・ギャラリー。 2000年3月16日 今日は木曜日。平日の外苑前。田園調布で妻と待ち合わせ。介護のために実家にいるけれど、今日は珍しく母親を怒るようなことがなかったので、何…
『五木田智央展。ランジェリーレスリング』。2000.4.20~5.15。名古屋パルコギャラリー。 2000年5月4日。 こんなに描いているのか。それで、個展を開いているのか。すごい。線の太さみたいなものは憶えているが、他のことは、あまり記憶に残っていない…
「曽根裕・ビデオワークス 1995-1998」。1999.7.17~2000.7.16。現代美術館・名古屋。 2000年5月4日。 連休。ゴールデンウィークに妻と初めて、旅行に行く。ものすごく楽しかった。今日で帰る日。3日目。とても残念。自宅には甥っ子に泊まってもらって…
「空き地」。2000.3.7~5.7。豊田市美術館。 2000年5月3日。 豊田市美術館は2度目だった。2年前の夏、仕事の帰りに寄って、きれいなところだと思い、今度はぜひ妻と一緒に来たかった。母の病気のこともあって、気持ちがすさんでいる時にこそ行きたか…
『レンブラント、フェルメールとその時代』。2000.4.7~6.18。愛知県美術館。 2000年5月2日 名古屋へ着いた初日。雨。ホテルに荷物を置いてから、名古屋の中心部にある愛知県美術館へ行く。 フェルメールとレンブラント。その時代の画家達の絵。ものす…
「伊藤誠 展」。2000.9.12~10.21。ガレリアキマイラ。 2000年10月。 体が何となく調子がよくない。 でもアートは見たい。 それで、歩いていけるような距離のガレリアキマイラに行った。 今回の作品は立体の潜水艦のロウ細工みたいなものがごろんと転が…
2000年6月3日 今回は、ぴあのプレゼントの応募で初めて当たったものだった。 そして、その展覧会の終りの寸前でやっと行けた。 そして、ギャラリートークが2時から始まるので、それに合わせて、この日は上野から京成に乗った。その時刻表はインターネ…
「サウンドアート 音というメディア」。2000.1.28~3.12。ICC。 2000年2月。 音楽そのものが、それほど意識しないでアートだから、改まってそう言う必要性がよく分からなかった。だから、よけいに興味はあったが、でも今一つだった。うわー、そうか、…
「オマージュ ファン ゴッホ」― 没後110年 ファン・ゴッホに捧げられた現代美術。2000.1.8~2.13。三鷹市美術ギャラリー。 2000年1月13日。 ミレニアムという言い方が、去年1年間かけて、急に広がり定着し、コンピュータの2000年問題などと大…
2000年4月15日 ブルータスの特集で、アートを取り上げていた。それも最近、好きな作家が国内、国内問わず出ていて、嬉しく、すぐに買ってしまった。そこには、自分が知っている作家もかなり多く、改めて最近思ったよりも、よく見てるんだなと思ったが…
「ゲイリ−・ヒル 幻想空間体験展」。2000.9.1~2001.1.14。ワタリウム美術館 2000年12月20日 妻とケンカして、でも、一緒に出かけた。 ワタリウムに行く前に、表参道のロータスというカフェ、に行った。オシャレなところは柄でもないのは分かっている…
「アンディ・ウォーホル展」。2000.4.1~5.21。 Bunkamura ザ・ミュージアム。 2000年4月8日 そういえば、4年前に東京都現代美術館で、このアーティストの回顧展を見て、あーそうか。キャンベルスープ缶は、カゴメだったんだ。そして、この感じがリア…
「ゲームオーバー展」。〜2000.4.9。ワタリウム美術館。 2000年3月。 アートの枠組みを解体。 そんな言葉が、チラシにあった。 解体とか、そういうキーワードは観客にとっては、疑問だった。 小沢剛の芸術相談カフェは、よかった。文化祭みたいだけど、…
『希望の光』。2000.11.17~12.3。佐賀町エキジビット・スペース。 2000年12月3日。 ほとんど行ったことがない場所。その階下のギャラリーには何度か行った。この食料ビルは、明智小五郎が出てきそうで、今ではないような古いビルだった。このギャラリ…
「ジョセフ・コスース 1965−1999 訪問者と外国人、孤立の時代」。1999.12.21~2000.2.6。千葉市立美術館。 2000年2月。 言葉のみ。 でも、その配置は美しさを十分に意識している。それでも、言葉だけはきつい⋯⋯というより、そればかりだと、どこ…
「青木野枝 展 ― 軽やかな、鉄の森」。2000.11.23~12.27。目黒区美術館。 2000年11月25日。 鉄を鉄のまま、というよりも、粗い仕上げだからそれでかえって柔らかさを出している太い鉄棒を組み合わせて、空間に作品を広げている。特に部屋いっぱいに…
「テリトリー。オランダの現代美術」。2000.8.2~10.9。 東京オペラシティアートギャラリー。 2000年9月27日。 正直、このテーマですべての作品がくくれるとは思わないし、そのことで何かが際立ってくるわけでもない。少し無理があるタイトル、という…
「リュック・タイマンス展」。2000.10.22~12.28。 東京オペラシティアートギャラリー。 2000年11月22日。 どう見ても不吉な絵。ざわざわした感触。その幸福からは遠そうなざらざらした感じが、とてもリアルで、本当に今そこという雰囲気がある。ワコ…
宮島達男展。「メガデス」。2000.3.3~5.14。 東京オペラシティアートギャラリー。 2000年4月20日。 この展覧会と関係ない話ではあるけれど、1999年12月に佐倉美術館で宮島達男の講演を聞いた。考えれば、その展覧会に作品を出しているわけでも…
「低温火傷」MOTアニュアル2000 。2000.1.18~3.26 。 東京都現代美術館。 2000年3月25日。 見る前は、おもしろそうだとはいっても、企画の意欲はあるとしても、どこかで少し力み過ぎだったり、少し上滑りになるんじゃないか?との不安があった。 最初…
「日本ゼロ年」。1999.11.20~2000.1.23。 水戸芸術館現代美術ギャラリー。 2000年1月22日。 美術手帖のプレゼントで、当った入場券。さらに、美術手帖などで、この展覧会の話を読んで、気持ちが盛上がっていた。よく美術館などで見る「難しいと敬遠さ…
ソフィ カル「限局性激痛」。1999.11.20~2000.2.27。原美術館。 2000年2月2日。 生まれつき盲目の人に、「あなたが美しいと 思うものは?」と質問し、その答えを写真と共に並べた作品(「なぜ、これがアートなの?」1998年)を見てから、とても気…
「SUPER FLAT] もっと、いい意味で理屈があるのかも、と思ったが、ものすごく盛り沢山で、顔見せすぎて、もの足りなかった。 でも、自分が見えてないせいかもしれないし、この展覧会をキュレーションした村上隆が、見せたい対象は、観客ではないかもしれない…