このギャラリーでは、作品の公募をして、個展を開く、という企画を続けている。
それは、すごいことではないか、と思っている。
『ひとの行動範囲の拡大につれ、失われていく闇。浅野暢晴は、そんな闇に住むひとならざる存在達に焦点をあて、陶を素材に制作する彫刻家です。土偶を見たときに受けた独自の感覚をきっかけに、土を焼くときに興味を持った浅野は、陶の内側にできる空洞に闇を孕ませ、その闇と金糸を組み合わせることで、領域を分ける結界、言語ではない交感、震災以降の不安、など様々な意味を内在化させてきました。
また2014年には“神様に見せる”という、ひと以外の存在を意識した神社での展覧会を経験し、自身の彫刻の持つ気配は、どちらかというと妖怪に近いのかもしれない、と気が付きます。それは陶へと導いた土偶の存在にも似ているといい、どのように今後の作品に還元されてゆくのかが期待されます』(DMより)。
「浅野暢晴」サイト
https://asanonobuharu.mongolian.jp
Hasu no hana サイト