アート観客   since 1996

1996年からアートを観客として見てきました。その記録を書いていきたいと思います。

浅野暢晴 展『百目』。2016.3.20~28。Hasu no hana。

浅野暢晴 展『百目』。2016.3.20~28。Hasu no hana。

 

 このギャラリーでは、作品の公募をして、個展を開く、という企画を続けている。

 それは、すごいことではないか、と思っている。

 

『ひとの行動範囲の拡大につれ、失われていく闇。浅野暢晴は、そんな闇に住むひとならざる存在達に焦点をあて、陶を素材に制作する彫刻家です。土偶を見たときに受けた独自の感覚をきっかけに、土を焼くときに興味を持った浅野は、陶の内側にできる空洞に闇を孕ませ、その闇と金糸を組み合わせることで、領域を分ける結界、言語ではない交感、震災以降の不安、など様々な意味を内在化させてきました。

 

 また2014年には“神様に見せる”という、ひと以外の存在を意識した神社での展覧会を経験し、自身の彫刻の持つ気配は、どちらかというと妖怪に近いのかもしれない、と気が付きます。それは陶へと導いた土偶の存在にも似ているといい、どのように今後の作品に還元されてゆくのかが期待されます』(DMより)。

 

 

 

 

「浅野暢晴」サイト

https://asanonobuharu.mongolian.jp

 

Hasu no hana サイト

https://www.hasunohana.net