1999年12月3日。
1997年に、初めて水戸芸術館に行った時から気になっていた。その時の作品。『SCARS』。人に残る様々な傷跡。それを正面から撮っていた。ものすごく直球な感じ。その作品は、ここにもあったし、その印象は、全体を見ても、同様なものがあった。
自分の感覚をきちんとそのまま伸ばして人に届かせるストレートの豪速球の凄さと気持ちよさ。
自分と同年代の人の手足を写したりといった作品を見ても、その生々しさは変わらない。
近代美術館フィルムセンターを出ると、どうやら本人らしき女性とすれ違った。思った以上に小柄。買ったポストカードにサインしてもらおうと思って、少し迷って、やめた。それを少し後悔している。
(1999年の時の記録です。多少の加筆・修正をしています)。