2023年9月19日。
森美術館で展覧会を見て、帰りは3階に降りる。
そのショップにはギャラリーがあって、つい寄ってしまう。
一面に青を基調とした抽象的な絵画。
動きもあって、何よりきれいで、かっこよくさえ見える。
ただ、そこに今の時代でのアートとしての新しさのようなものは、分からなかった。それでも視覚的に、ずっと見てしまうような鮮やかさがある。
(「佐々木香菜子」サイト)
https://www.sasakikanako.com/biography
『22歳からイラストレーターとしてキャリアをスタートし、ファッションを主軸に広告ビジュアルや商品パッケージ、企業とのコラボレーションを数多く手がける。
ライブペイントにも力を入れ、ユニークなシチュエーションでアート作品を完成させ、話題を呼ぶ。
近年は作家としても活動し、「思考を止めない」というメインテーマから派生した代表作 "REBORN" シリーズは、世界中のアートコレクターからの注目を集め、国内外においての個展開催やアートフェアへ精力的に参加している。』(「佐々木香菜子」サイトより)
プロフィールだと、とても多才で器用な人、という印象だった。
(「六本木ヒルズA Dギャラリー」サイト)」
https://art-view.roppongihills.com/jp/shop/adgallery/sasakikanako/
私が母の子宮の中にいた頃の色の記憶で、強い思い入れを持って使用してきた今までの“青”。
母が空に旅立った後に向き合った青。
過去から引き継いだ想いを大切に胸にしまい、私から新しく生まれる“青”への意識を、生まれ変わり進化する細胞分裂「REBORN」シリーズにのせた作品展です。人だからこそ、過去があるからこそ「生まれ変わる」「動き出す」という進化を楽しめるのだということ、それが未来への希望につながるスイッチになるようにと、いう想いを込めました。
佐々木香菜子