2015年10月11日。
初めて作品を見たのが、6年くらい前のことで、その時初めて作品を買わせてもらって、それから何度か個展を行って、全部に行けたわけではないけど、作品がその日常を語っていたので、それから作品を作り続けて、結婚もして、その間に作品が変わったり、だけど、基本はとにかく作り続けて、という姿勢が変わらないことだけは分って、今回も個展をやるという知らせが来て、それは画廊から来た知らせだったけど、あまり日数もないので、どうしようかと思っていたが、他の展覧会と一緒の日に行こうと思った。
初めて新宿眼科画廊に行った時は、とても遠くて不思議な場所にあったと思ったのだけど、この間に時間がたって、地下鉄が一本で行けるようになったので、かなり気持ち的には近いような感じがしてきて、着いた。
入り口に入ったら、女性がいた。あれ?と思ったら、少し近づいてきて、わたしの名前を言われた。もんださんだった。ずいぶんと落ち着いていた。話すと、完全に思い出した。それよりも、わたしの事を覚えていてくれて、ありがたかった。
小さい小部屋のような場所。
ドローイング。料理の写真。焼き物、それも小さい小物。キャンバスに描かれた絵。文字が入った絵。あれこれと並んでいるが、どれも自然で、生活が伝わってくるような作品だった。夫が一番大事、という文字が入っていて、結婚して二年半くらいということだったけど、それでも、そういう文字が入っている作品が並んでいる。
本人に少し話を聞いたら、絵は描きたくなくて、焼きものを焼きたい、という時、絵を描きたい時、料理を作りたい時、それぞれ気持ちが違う時があって、その時に作りたいものを作っている。写真は、自然な感じだった。
すごく久しぶりだったけど、会えてよかった。
これからも作り続けてくれるのは、ありがたい。
(「静かに輝く」もんだみなころ 新宿眼科画廊)
https://www.gankagarou.com/show-item/201510mondaminakoro/