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2018年12月7日。
妻がたくさんテレビでのコマーシャル、映画の宣伝を見ているはずなのに、急に見たいと珍しく言い出したのが、クイーンの映画だった。確かに面白そうだったし、あの音楽は気持ちを持って行かれるようなものだったから、映画館で見たら盛り上がるだろうな、と思ったのだけど、それでも、音楽をテーマにした映画も多かったし、私も「セッション」という映画を見て、面白かったんだけど、それは、ドラムプレイを通した自己実現みたいな話でもあったのだけど、音楽そのものが気持ちを持って行く感じでは、少なかった。
たぶん、知っているかどうかが大きいのではないか。それまでその音楽をしっていて、その曲などを聞いて、気持ちが動いた記憶の蓄積があってこそ、そういう映画にも集中できるのではないか、といったことを、「ボヘミアン・ラプソディ」を見てから、思ったような気がした。
そして最後のライブが、ものすごく盛り上がり、妻は泣いていたし、曲が終わるごとに小さく拍手までしていた。すごい力のある歌声。これを見ただけで分かった気になるのも危険だけど、ただ、孤独だったり、そういう環境もあってこそ、あれだけ遠くに届く声がある、といったようなことを感じたりもする。
あれから、iPodにあるクイーンの曲を聞くようになった。
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