アート観客   since 1996

1996年からアートを観客として見てきました。その記録を書いていきたいと思います。

文化系トークラジオ Life トークイベント 「学びたいあなたのための哲学入門教室」。2018.11.4。紀伊國屋書店。

 

文化系トークラジオ Life トークイベント 「学びたいあなたのための哲学入門教室」

https://www.kinokuniya.co.jp/c/store/Shinjuku-Main-Store/20181017120006.html

 

2018年11月4日。

 たぶん、初めて行く紀伊國屋本店。
 トイレに寄って、出たら、さっきまでは階段に並んでいた列が、すでに会場の前になっていて、そのまま並べて、会場に入る。入り口で名前を言って、2000円を払う。

 それから、しばらくたって、登壇者が並ぶ。

 そこにいる人たちは、人前に出ることになれていて、そのことで、ちょっと輪郭がはっきりとしていて、ちょっと違って見える人たちでもあって、なんだか感心もした。

 ただ、話をしていって、パワーポイントでギリシャ哲学からの話になっているが、その歴史をたどる時に、途中でちょっと退屈もしてしまって、その間に、質問の時間があったら、聞きたいことも出てきたので、質問項目を書き出していた。

 

◯ヘレンケラーが、水という言葉が、この感覚の物体を指すことが、分かった時に、おそらくは世界の感じ方が変わったはずで、そういったことを、どのように説明してもらえればいいのか。

◯今まで聞いていた哲学の中に、神様、という単語と言うか、存在がよく出て来たのに、哲学は宗教にならなかったのか、それとも同じなのか、何が違うのか。

◯どうやら哲学は、西洋に限る、といったようにも思えるのだけど、東洋哲学、もしくは日本哲学、といったような言葉を聞いた事はあまりなかったのだけど、たとえば、儒教は哲学ではないのだろうか、そうでないのなら、どうしてなのだろうか。

◯例えば、話の中で、こういう言い方をすると、専門家に怒られちゃう、といった言葉が出ていたのだけど、怒られる、ってどうしてなのか。にわかファンが文句言われる、といったことなのか。もし、それに近いのなら、そういったことが哲学が生活から遠ざかった、といったことなのだろうか。ただ、哲学は誰にでも、かんけいある、という見方もあるのに、どうしてそうなるのだろうか、また、怒られない素人のアプローチのしかたは、あるのだろうか。

◯自分の記憶の中では、てつがく、というのを聞いたのは、たぶん「巨人の星」の登場人物の星一徹が、話をしている相手から、それがあなたのてつがくですな、みたいな話が出ると、よく分からない信念であっても、妙に肯定されているような印象があるのだけど、ただ、その後、時間がたって、時代が進むにつれて、てつがく、がそういった場面でも聞かれなくなったのは、どうしてなのだろうか。

 

 そんなことを書き出しながら、時間がたって、もらった資料の中のブックリストはありがたかったし、これからは、ブックリスト、それも誰が作ったブックリストかによって、すごく価値が出る時代になるのだろうな、といったことを思ったりもして、でも、何となく物足りない気持ちになった。ただ、終わってから、すぐ後ろの席に哲学カフェで知り合った人と会って、ちょっとうれしい気持ちになった。

 

 

 

 

amzn.to