『鈴木謙介×東浩紀 ―― いま人文知は必要か』。ゲンロンカフェ。
https://genron-cafe.jp/event/20150919/
2015年9月19日。
デモのこと。
東は、革命は恐い。そこで人が死ぬんだから。インテリはいらなくて、殺されたりするんだから。それを知った上で、行動しないとダメというのはおかしい、というようなことを言うのが役割なのに、といった話をした。
たぶん、こう書くと、本当は、なんだか違うといわれそうだけど、でも、そういった話をすごいスピードで話し続ける二人は気持ちよかった。
そして、持続とか、いろいろな話にもなった。
いろいろな事に突っ込みを入れるくらいしか役割がないんだ。何の役にも立たない。だけど、2000年くらい居続けた、ということくらいしか言うことはない。だから、大学の人文系がなくなるといったって、人文知がなくなるわけではない。元々、大学にはなかったものといったっていいんだから。
東が話したことと、鈴木がしゃべったことの区別が、未熟な聴衆なので、それがはっきりとついていなのだけど、さらに、いろいろなことも話題になっていた。
シールズの話で、そのリーダー格の男性だって、これまでのたとえばロスジェネの雨宮処凛とか、赤城智弘も、自分自身が生きづらそうで、だから、運動につながる、というのは分るんだけど、今回のシールズはしゅっとしていて、出身高校の偏差値をいじられても、自分で話題に出来る。どうして、そういう人が運動するんだろう、というような疑問はある。そして、やっぱり勉強して、継続しないと。話をするなら、これから先、仲間に裏切られたり、週刊誌などにあることないこと書かれて、いろいろあったあとに話をしたい。ただ、普通の人というか、見たくないような人達じゃない、というのが、この短期間に人気があがった原因かもしれない。
インテリは、ブックリストを作るくらいしか役割がないかも。
その後、鈴木謙介から、津田大介に変わって、第Ⅱ部になったけど、明日も仕事だから、早めに帰って来た。どうやら、午前1時までやっていたらしい。そういうことに付き合えるような自由は欲しい、と思った。
ただ、有意義だった。
もっと勉強しないと、とは思った。
『ウェブ社会のゆくえ』 鈴木謙介