
2025年3月6日。
桜木町の駅で降りて、坂道を登っていくかと思うと、ちょっと気持ちが重くなるが、今回は、駅で送迎バスに乗ることができて、おかげで、とても快適にギャラリーについた。
横浜市民ギャラリーは、場所を変えながら開館60周年になると知ったが、その時間の長さはすごいと思うし、ギャラリーでありながら1000点を超えるコレクションがあるというのも、横浜の文化を支えている感じがする。
展示室は二ヶ所使用して、4つのセクションに分けられている。
セクション1 初代横浜市民ギャラリー期の収集作品——1974年まで
岡本太郎の作品もあったが、風景画も、抽象画も、かなりの時間が経っているのだけど、多くの作品が、やはり真摯に描かれているせいか、フレッシュな感じが残っているのは、不思議だった。
セクション2 漫画コレクション——1978年ヨコハマ漫画フェスティバル
CMや広告などでも活躍していたような漫画家の作品が並ぶ。やはり、かっこよかったり、おしゃれだったり、技術も高い。
セクション3 写真の収集——1980年代以降の新たな地層
土門拳の仏像の写真が、絵画のようだった。立体を写真の中に力技で封じ込めたような凄みがあった。こんなふうに写真が撮れるのか、という驚きもあった。その凄さを改めて知った。
セクション4 小特集 福島瑞穂
失礼ながら全く知らない画家だったのだけど、特に作家が50代で描いた『出航』(1988年)の作品がすごくよかった。バブル絶頂期に、暗い海に乗り出す感じで、その質感が荒々しく、今も新鮮だった。
見にきてよかったと思える作品だった。
入場無料なのに、いつもパンフレットも充実していて、豊かな時間を過ごせる、ありがたい場所だった。帰りも送迎バスを使わせてもらって、桜木町の駅に着いた。
行きも帰りもバスを使わせてもらったので、ギャラリーが本当に別の世界に思えた。
来てよかった。
https://ycag.yafjp.org/exhibition/collection_2025/
(「コレクションの地層』横浜市民ギャラリー)