2001年2月10日。
妻は絶対気にいるだろうな、思った作品が、やっぱり気にいっていた。図鑑の植物を切り取り、そのすべてを床に並べる作品。ずっと、見ていた。思った以上に好きだったようだ。渡辺英司の作品。
他にも海外の有名なアーティスト同志が、虫のかぶりものをかぶって話している内容が思った以上におもしろかった「わたしはハエと似ている」(イリヤ・カバコフ)。ピクルスを作りながら川を下っていくアーティスト島袋道浩は、あまりにも人の善意を信じ過ぎているという感じもしたが、でも、こうやって形にして証明している、ということだとも思った。
「出合い」というテーマにひかれて、見にきた。このギャラリーはタイマンスもやったし、おもしろいなと思う。結構、何度か来ている。
それにしても、その前年、佐賀町では「希望の光」だったし、東京都現代美術館では「ギフト・オブ・ホープ」だし、ワタリウムでは「幸せの場所を探して」(これは見に行けなかった)だし、希望や幸せという言葉を多く聞いた。それはしばらく言われ続けると思っている。
(2001年の時の記録です。多少の加筆・修正をしています)。