2015年6月21日。
誰かのツイッターか何かで見て、行きたいと思っていたけど、行ったことがない場所だし、少し遠いし、もうすぐ終るし、とも思っていて、ただ、仕事のあとに行こうと思ったら、意外と近い場所だったし、初めて行くところへ行って、それが幸せな気持ちにつながることにも気づいたから、なるべく行こうとして、仕事の帰りで寝不足で、という条件だったけど、今日の仕事がどうやら無難には終ったこともあったし、神田で降りた。
地図を見ながら、慎重に歩いていたら、急に目指す場所に着いた。
カフェが主体のようだ。ギャラリーといっても、シロアリの話ではずんでいて、そのすぐ後ろで見ていて、何となく落ち着かなくて、「見るだけでいいですか」とそこの店長らしき女性に言ってから見させてもらった。
中ザワヒデキの作品は、あいかわらずと言ったら失礼だし、考えたら、見てすぐにその人の作品と分かるのは、やっぱりすごいとは思う。それでも、申し訳ないけど、新しくは思えなかった。
辛酸なめ子の作品は、瞑想している時に浮かぶイメージを絵にして、という事だったけれど、そして、その試み自体は面白いと思うし、そのスケッチを見るより、そこに添えられた説明文の方が面白いような気がしていた。それは、おそらくは画力がないだけではないか、などと生意気なことを思いながら、背中の人達の会話や、中ザワヒデキ本人がいるのも知っていたど、話しかけようとした時に、シロアリの話に参加したので、そのまま出てきたら、店長らしき人は、何もお金を使わなかったお客にまで御礼を言ってくれた。ただ、これで帰ろうと思っていたのに、もう少し作品を見たいので、次のギャラリーへ行こうと決めた。
(2015年の時の記録です。多少の加筆・修正をしています)。