2014年8月19日。
今週は個人的には勝負の週になっていて、いろいろな準備に追われ、だから余裕がなかったのだけど、近所のコーヒーが飲めるギャラリーのオーナーが、トリエンナーレの企画の一つ・開発好明の「100人先生」の1人として参加するというのをホームページを知り、迷った上に、だけど最初に思った通り行く事にした。
建物の図書館みたいな場所で、わりと静かな場所で、8人くらいしか「生徒」がいないけど、ひとりひとり少し自己紹介したら、1人の女性は、この企画が大好きで、何人出られるか、というような話もしていた。
そして、その「焙煎先生」のフクマ氏が話を始めると、思ったよりも通る声で、人が聞いてしまうような声で、そして、コーヒーの豆の話、焙煎のこと、それも含めて新しいほうがおいしい、ということを、わざとピックアップして本来は捨てるはずの豆だけで、コーヒーを作るという「実験」をしてみたりもした。
時々、手で豆をひく機械が少し調子が悪くなったりということも含めて、とても豊かな時間だと思ったりもして、来てよかった、と思った。
帰りの電車は、なぜか、そこで一緒だった美大生の女性と話をした。4年生の彼女の話を聞いていると、岐路だ岐路だって周りは言うけど、わたしはそう思っていないから、うるさいな、みたいな事を、すごく上品に言っていて、確かにそうかも、と思ったりもした。
いい夜だった。