4人の写真展。
それも昔の方法を使っている、という共通点。
「大正から昭和初期に盛んだった写真の印画法を用い、自由な表現を追求した4人の写真家の展覧会を開催いたします。
印画を手で行うこれらの作品やマチエールやトーンの奥行きの深さを感じられます。
作家が切り取り描く世界は絵画的に美しく、ときにより真実に近づくのかもしれません。
デジタル化が進んだからこそ、改めて注目が高まってきている古典技法。
様々なジャンルが混在する現代のアートの中で
ようやく正当な評価が得られるのではないでしょうか」(チラシより)。
大渕環。
白石ちえこ。
鈴木ノア。
石塚公昭。
それぞれモチーフも違うが、古典技法によって、その写真は、どれも、実際以上の時間を感じさせる。不思議な感覚になる。