アート観客   since 1996

1996年からアートを観客として見てきました。その記録を書いていきたいと思います。

「日比野克彦の一人万博」。2005.8.6~9.19。水戸芸術館現代美術ギャラリー。

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日比野克彦の一人万博」。2005.8.6~9.19。

水戸芸術館現代美術ギャラリー。

 

2005年8月31日。

 思い切って、妻と二人で水戸まで出かけた。

 義母の介護のことを、義姉にお願いして、水戸まで行く。

 片道で2時間くらいはかかる。

 

 最初に、水戸芸術館近くのカフェ「リン」で、昼食。

 ものすごく居心地がよかった。眠くなるほど。

 おいしかった。

 

 それから、「ミトゲー」へ。

 日比野克彦の作品。

 ゆっくりと見ることができた。昔のものも、今のものも、どちらもある種の幸福感が漂っていて、それは、やっぱりいいな、と改めて思った。

 

 砂場もあった。そこで、妻と一緒にいろいろといじって、エンジョイしたし、ちょうど、この日は日比野の誕生日で、そのことはまったく知らなかったが、どこかにいる日比野とコンピュータの通信でつながっていて、観客としてハッピーバースディを言って、知らない人なのに、何だか、縁を感じた。

 

 ゆっくりと見た。

 カタログも300円で、うれしかった。

 芸術館の中で、お茶も飲んだ。

 

 それから、もう一つの会場。といっても、ごく狭いギャラリーだったが、そこはセントラルビルといって、これは「カフェ イン 水戸」で、古いアパートをリノベーションした建物だった。

 

 そこで作品を見てから、同じビルの中に「茶音」という、小さな店があって、そこで、食事をとった。とても、居心地がよかった。

 ゆっくりとしていたら、午後7時のバスにギリギリになった。

 すごくあせって歩いて、なんとか間に合った。そうしたら、そのバスには他には女性が二人しか乗ってなかった。

 今度来る時は、和泉町1丁目で降りて、帰りは、そこで乗って、高速バスで往復しようと思った。今度、来れるかどうかも分らないのに。

 帰りは、予定よりも早く、上野に着いた。

 後から思い出しても、ウソみたいに幸せな一日だった。

 楽しかった。一緒に行った妻にお礼を言いたいような気持ちだった。

 

(2005年の時の記録です。多少の加筆・修正をしています)。

 

www.arttowermito.or.jp