2003年7月16日。
初めて、品川のインターシティのあたりのキヤノンサロンというところに行った。
いつも、妙にさびれ、同時に海のそばという感じがしていた品川駅の南口が、まったく変わっていた。新しいビル群が出来て、その一角にキヤノンのビルが出来て、その中に立派なギャラリーがあった。通り過ぎる人は、みんなビジネスな顔をして、その入り口を通りすぎていった。妻の友人も一緒に行ってくれた。
ギャラリーの中で、日比野克彦展を見た。
海外の洞くつに行って、その洞窟画を見て、それを元に書いた絵ということらしい。
その絵は、よかった。
同じ会場で、テレビのモニターで映像が流れていた。それは越後妻有トリエンナーレの作品のことだった。使わなくなった学校を明後日新聞社と名付けて、活動をしているらしい。その内容については詳しく分らなかったが、その建物を作っていく過程が映し出されていた。校舎の上にロープを通して、そこに朝顔をからませていくプランで、そのロープをどうやってかけるのかと思ったら、ロープの先にボールをつけて、テニスのラケットでそのボールをうっていた。それは楽しそうだった。(どうやら朝顔を育てていたらしい)。
妻は、その映像をあきずに見ていた。
全体的にいい感じはしたが、でも、強烈なイメージではなかった。
それまで、日比野克彦展をやっていたキヤノンサロンは、千葉の幕張にあった。以前、行こうと思ったが、やっぱり遠いから、品川に来てくれて、有難かった。
(2003年の時の記録です。多少の加筆・修正をしています)。