アート観客   since 1996

1996年からアートを観客として見てきました。その記録を書いていきたいと思います。

日比野克彦 「記して」。2003.7.3~8.30。キャノンサロンS。

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日比野克彦 「記して」。2003.7.3~8.30。キャノンサロンS。

2003年7月16日。

 

 初めて、品川のインターシティのあたりのキヤノンサロンというところに行った。

 いつも、妙にさびれ、同時に海のそばという感じがしていた品川駅の南口が、まったく変わっていた。新しいビル群が出来て、その一角にキヤノンのビルが出来て、その中に立派なギャラリーがあった。通り過ぎる人は、みんなビジネスな顔をして、その入り口を通りすぎていった。妻の友人も一緒に行ってくれた。

 

 ギャラリーの中で、日比野克彦展を見た。

 海外の洞くつに行って、その洞窟画を見て、それを元に書いた絵ということらしい。

 その絵は、よかった。

 

 同じ会場で、テレビのモニターで映像が流れていた。それは越後妻有トリエンナーレの作品のことだった。使わなくなった学校を明後日新聞社と名付けて、活動をしているらしい。その内容については詳しく分らなかったが、その建物を作っていく過程が映し出されていた。校舎の上にロープを通して、そこに朝顔をからませていくプランで、そのロープをどうやってかけるのかと思ったら、ロープの先にボールをつけて、テニスのラケットでそのボールをうっていた。それは楽しそうだった。(どうやら朝顔を育てていたらしい)。

 妻は、その映像をあきずに見ていた。

 全体的にいい感じはしたが、でも、強烈なイメージではなかった。

 

 それまで、日比野克彦展をやっていたキヤノンサロンは、千葉の幕張にあった。以前、行こうと思ったが、やっぱり遠いから、品川に来てくれて、有難かった。

 

(2003年の時の記録です。多少の加筆・修正をしています)。

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