2002年9月23日。
「バッファロー66」。という映画がヒットして、この名前は、私も知るようになった。その画面は少ししか見ていないが、繊細であるのはよく分かる。それを、その2年後にもまだ見ていないという状況だけど、でも、その映画の監督・脚本・音楽・主役を担った人の作品展を、原美術館でやると知って見たくなった。
その前年に、一緒にトリエンナーレに行って以来、なんとかアートを一緒に見たいと思っていた友人と、一緒に行けたのはラッキーだった。
拾ってきた鉄板やマンホールに、ひっかいてキズをつけるようにして、絵を描いていく作品。すごく仲がよかった妻とキスしている写真に赤いスプレーを吹き掛けたもの⋯この女性とは別れたということだった⋯。
自分の繊細さを、こんなにむきだしにしていいの?というくらいだったけど、でも作品が確かに美しいといっていいものになっていたから、それは成り立つのだろう。
まだ、映画は見ていない。
(2002年の時の記録です。多少の加筆・修正をしています)。