２０１３年５月１８日。
巣鴨付近から乗り換えて、本当は神保町で乗り換えたら早かったのだが、間違えて、一つ先まで行ってしまって、あちこち乗り換えて、無駄なお金と時間を使って、浅草橋で降りた。地図を見て、初めての場所を歩いて、あーそこかな、と思ったら、ギャラリーがあった。ビルの１階に明らかに異質な場所があったけど、そこが目指していたところだった。
梅沢和木。有楽町の高橋コレクションのギャラリーでのカオスラウンジの展覧会で、初めて梅沢の作品を見た。インンターネット上にある無数のイメージをプリントアウトして、めちゃくちゃと思えるように張り合わせたりして、コラージュして、それが、とてもキレイに見える。そして、独特の世界をちゃんと作っていて、それが壁一面に広がっているのは、とても魅力的だった。湿り気をとりのぞいた大竹伸朗。という印象。そして、それは他の作品も含めて、とても新しく見えた。
その後、詳しいことは分からないのだけど、著作権の問題などで叩かれ、とても晴々しい未来があるように感じたのに、その後、かなり勢いが減っていったように思えていた。
梅沢和木の個展をやると、誰かのツイッターで知って、そのギャラリーはまったく知らない場所にあったけど、用事が早めに終ったら行こうと思って、プリントアウトして、だから、地図を見て、たどりつけた。２０代なのに回顧展というタイトルは、狙いもあるのかもしれない。
作品は大きく、そして、無数のイメージがコラージュされ、そこにさらに絵の具が塗られ、厚みがあるといっていい画面を作り上げていた。こんなすごい作品を作ることが出来るのに、と思った。
ギャラリーの奥にまで作品はあって、そこにスタッフがいて、これまでのカウスラウンジの作品集が売っているというので、見本を見せてもらった。１０５０円。これまでの展覧会がのっている。一番見たかったけど、見られなかった破滅ラウンジものっていた。迷って、買うのをやめた。
（２０１３年の時の記録です。多少の加筆・修正をしています）。
「梅沢和木回顧展」CASHI ホームページ
http://cashi.jp/lang/ja/exhibition/1362.html
