アート観客   since 1996

1996年からアートを観客として見てきました。その記録を書いていきたいと思います。

「六本木クロッシング」2004.2.7~4.11。「クサマトリックス」。2004.2.7~5.9。森美術館。

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六本木クロッシング」2004.2.7~4.11。森美術館

2004年4月1日。

 

 数日前に森ビルの回転扉に男の子が挟まって亡くなる事件があった。もしかすると、いろいろと影響があるかとも考え、ハローダイアルに問い合わせたが、まったくそういう気配がなかった。

 

 久々に妻と外出。

 ビルの扉の前には机と花束。

 他はいつもと変わりがないようだった。

 53階に上がる。

 会場のエスカレーターの前にはペットボトルで作ったゲートがあるはずだったが、なかった。外にあるコタツのやぐらもあったかどうか。もしかしたら、これが回転扉の事件の影響かもしれなかった。

 

 中は、様々な人のいろいろな作品。物凄くごちゃごちゃ感があるが、それほどでもない感じもある。生意気というユニットがもっと期待していたのだけど、勝手なもので、そこまでではなかった。

 しばらくたって、思い出すのは、小谷元彦の「ロンパーズ」というビデオ作品。妙な歌と映像は、何だかよかった。

 タナカカツキのみんなが鳥のように飛んでいるビデオも妙にリアルに思えた。

 それから、八谷和彦メーヴェナウシカが乗ってた飛行機みたいなの)を実際に飛ばしているビデオ。

 ヤノベケンジの立体とビデオ。万博会場のエキスポランドのタワーを壊すところ。それに関する立体のタワーの作成。それから、太陽の塔に万博当時、目玉の部分に1週間もろう城した男の人のインタビューと、その後、ヤノベケンジが、同じ場所まで、とんでもなく狭いところを通って到達する様子が何だかすごくよかった。印象も強かった。

 でも、後はやっぱりバラバラな感じも強かった。

 それでもおもしろかった。

 

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「クサマトリックス 草間彌生 展」。2004.2.7~5.9。

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「クサマトリックス 草間彌生 展」。2004.2.7~5.9。

 

 その後、コーヒーを飲んで、暗くなっているところなので、閉館している感じも強かったし、六本木クロッシングを見て、何だかぐったりしているので、テンションは上がらなかったが、展望台の奥から「クサマトリックス」の会場に入った。

 

  最初の部屋は鏡と赤に白の水玉。入ったら、思ったより何だか元気になった。それから、黄色に黒の水玉の部屋。中が暗くて、小さい光と鏡の部屋もよかった。そこの入り口は最初は調整中の立て札。入れないかと思ったら、5分くらいで掃除も終るらしい。

 

 草間彌生が、自分で歌を作って歌っている姿を見ていた。高齢の女性が、自分で勝手に作って歌っているを見たことがあるが、凄く似ていた。そうしたら、周りの人達が急に動きだした。掃除が終ったらしい。みんな待っていたのだろうか。慌てなくてもいいのに、何だかあせって、その部屋に入った。凄く広く、綺麗に見えた。鏡で囲まれていると、何だか違った。

 

「はーい、こんにちは」。の部屋はほし草があって、その臭いがして、そして、女の子の絵が無数に並んでいた。立体の人形も思ったよりよかった。

 全体的に、思ったよりもよかった。

 たっぷりと、見た。

 2つの展覧会を見て、4時間くらいたっていた。

 おもしろかった。

 帰りに一蘭のラーメンを食べた。

 ラーメンは、おいしかった。

 他のラーメン店のチェーンを訴えているのを初めて知った。

10時前に帰れた。

 

(2004年の時の記録です。多少の加筆・修正をしています)。

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