アート観客   since 1996

1996年からアートを観客として見てきました。その記録を書いていきたいと思います。

WE LOVE PAINTING 。2002.12.21~2003.3.23。東京都現代美術館。

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WE LOVE PAINTING 。2002.12.21~2003.3.23。

東京都現代美術館

2003年3月16日。

 これは、何かの応募で確かあたったものだった。

「戦後、アメリカ美術がヨーロッパの影響を抜け出し、独自の世界を立ち上げていく中で」みたいな文章がチラシにあり、アメリカがとても近くに勝手に感じることに、改めておかしいと思ったり疑問に思ったり、でもそれを前提で感じなくちゃいけないとか、ごちゃごちゃ思ったりもしたが、何しろ、でもウォーホールは好きで、凄いと思うし、他にも知らないけど、面白いアーティストがいるかも、といった気持ちもあって妻とでかけた。

 

 最近、ウォーホールの作品があると、「あ、ウォーホールだ」と思って、あまりじっくりと見なくなっている気がする。特にモンローのシルクスクリーンとか。それにキャンベルスープ缶も。やっぱり頭で見るものなのか、やっぱり飽きが来るということなのか。だけど、日本でこれだけウォーホールが見られるというのは、特殊なことなのかもしれない。などと思う。

 

 展示は、色鮮やかでポップで、という世界だった。

 その中で、ジェニファー・リーヴスという作家の作品がよかった。2000年の「ゴーギャンのために客室においたひまわり」というもの。少しくすんだ感じで、でも何だかポップで、ただ、タイトルは分からなかったが、いい感じの絵だった。抽象的といっていい形と文字だけで出来ていたのだけど、やっぱり現代というか今という感じがした。

 

 それにしても、このコレクションは、ミスミコレクションといって、コーポレートアートというから、企業なのか?どんな?そういうのも、まったく知らずに見ているというのも、自分の無知も含めて、面白い、と思った。

 

 

(2003年の時の記録です。多少の加筆・修正をしています)。

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