2003年3月16日。
これは、何かの応募で確かあたったものだった。
「戦後、アメリカ美術がヨーロッパの影響を抜け出し、独自の世界を立ち上げていく中で」みたいな文章がチラシにあり、アメリカがとても近くに勝手に感じることに、改めておかしいと思ったり疑問に思ったり、でもそれを前提で感じなくちゃいけないとか、ごちゃごちゃ思ったりもしたが、何しろ、でもウォーホールは好きで、凄いと思うし、他にも知らないけど、面白いアーティストがいるかも、といった気持ちもあって妻とでかけた。
最近、ウォーホールの作品があると、「あ、ウォーホールだ」と思って、あまりじっくりと見なくなっている気がする。特にモンローのシルクスクリーンとか。それにキャンベルスープ缶も。やっぱり頭で見るものなのか、やっぱり飽きが来るということなのか。だけど、日本でこれだけウォーホールが見られるというのは、特殊なことなのかもしれない。などと思う。
展示は、色鮮やかでポップで、という世界だった。
その中で、ジェニファー・リーヴスという作家の作品がよかった。2000年の「ゴーギャンのために客室においたひまわり」というもの。少しくすんだ感じで、でも何だかポップで、ただ、タイトルは分からなかったが、いい感じの絵だった。抽象的といっていい形と文字だけで出来ていたのだけど、やっぱり現代というか今という感じがした。
それにしても、このコレクションは、ミスミコレクションといって、コーポレートアートというから、企業なのか?どんな?そういうのも、まったく知らずに見ているというのも、自分の無知も含めて、面白い、と思った。
(2003年の時の記録です。多少の加筆・修正をしています)。