2004年8月22日。
3人の新しい版画を木戸均という人が刷ったものという展覧会。
2回、問い合わせの電話をした。
中目黒から徒歩5分。
地下へ下っていく階段の先には、部屋の真ん中に大きいテーブルがあり、その周りの壁にリトグラフ、エッチングの作品が並んでいる。
落合のプリントは、ささやかにうすーく女の子が描いてあって、オレンジ色の中にあって、とてもラフなんだけど、なんでだかすごーくよかった。けっこうしばらく見ていた。
杉戸の作品は、ものすごく、ひっそりと消えそうなラインで作られた世界というか、それでもエッチングだったりもするんだけど、それでも、独特の世界が、とても濃く漂っていて、その大胆さみたいなものにも感心した。
奈良の作品は、特徴の強い作品という感じのものに加えて、タコの頭の上にとぐろを巻いたうんこという子供の落書き、っていうように見えるものもあった。何だかよかった。だけど、そこにいるスタッフが渡してくれた金額表は、奈良の作品で10万円を超えていたと思った。
そのカフェはよかった。
作品もよかった。
頭の中、というか、気持ちが微妙に切り替わった。
(2004年の時の記録です。多少の加筆・修正をしています)。