2002年2月21日。
知人に招待券をもらって出かけた。
午年だからなのか、などと思っていたけど、結構おもしろかった。
20世紀初頭の馬のおもちゃが手作りで、良く出来ていて、それはやっぱり金持ちの家の子供が当たり前のように使っていたんだろうな、とちょっとうらやましく感じ、それに関しては妻の方が気にいっていたが、豊かさみたいなものも思い、その一方で生活の一部として労働力としての馬みたいな写真などもあって、それはもしかしたら主催者の意図にはまっただけなのかもしれない。
中でもフランスのイジスという写真家の作品や、植田正治のものが改めていいなーと思った。砂丘の上に4人の少女が並んでいて、それは少し嫌な響きだけどスタイリッシュという言葉がぴったりなようで、60年も前にそういう写真を撮れる人はすごいな、とも思っていたが、他の静物の写真もとても品が良く、かっこよかった。
他には馬の足の運びが、それだけ謎?みたいなことが随分と書いてあったが、それだけ関心が高かったのか、などとも思えた。
上の階の図書館で植田正治の写真を見た。
経歴が、やはり経済的に豊かなものだった。そして、他の写真もかっこよく、綺麗なものだった。後で福山雅治と一緒に写真を撮ったりもしたという話を聞いて、豊かさを持つ者同志という感じもした。片方は財産、一方は成功という。
来て、よかった。
(2002年の時の記録です。多少の加筆・修正をしています)。