アート観客   since 1996

1996年からアートを観客として見てきました。その記録を書いていきたいと思います。

「GEISAI #16」。2012.4.1。東京流通センター。

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GEISAI #16」。2012.4.1。東京流通センター

2012年4月1日。

 ゲイサイが変ってから2年目。おそらく最初のゲイサイの感じが、こういう雰囲気だったのだろう、という東京ビッグサイトでは行われないようなこじんまりとしたイベントになってから、2回目。前は、プチゲイサイ、という名前で浅草でやっていた。

 

 久しぶりにモノレールに乗り、傾いた車窓の風景も見た。

 流通センターで降りて、去年は「文学フリマ」だった会場に入る。

 

 中は、人がたくさんいた。

 蜷川実花の公開撮影も終っているようだった。村上隆が、あちこち動き回っているようで、考えたら、ものすごく忙しいはずなのに、ゲイサイには、いつも普通の感じであらわれる。

 

 いろいろな人の作品を見る。あいかわらず、とても繊細だったり、自意識が考えられないくらい強い人達もいて、それに反応するということは、自分の中にそういう部分があるんだろうな、という事も思い、だけど、中には面白い、と思う人があったり、本人が推している部分でない作品が面白い、と思ったり、そうしているうちに、ゲイサイで知り合った若いアーティストに声をかけられる。1度はすぐ別行動になったが、また会ったので、お茶でもしようか、と誘ったら、OKになったので、会場を出て、浜松町に行き、何軒か喫茶店を回っても、あいてないのでモスバーガーに入った。久しぶりにモスバーガーも食べた。若いアーティストは絵を描き続けていた。作品に仕上がっていく。

 

 しばらく話して、それから、別れた。体も元気になりました、と、たった2年半前に初めて会ったのに、あれから、数限りなく絵を描き続け、バイトはずっとやっていて、表情も明るくなっていた。

 

(2012年の時の記録です。多少の加筆・修正をしています)。

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