アート観客   since 1996

1996年からアートを観客として見てきました。その記録を書いていきたいと思います。

さいあくななちゃん個展ツアー2017。2017.6.15~19。デザインフェスタギャラリー。

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さいあくななちゃん個展ツアー2017。2017.6.15~19。デザインフェスタギャラリー。

 

2017年6月15日。

 

 2年前の中野のギャラリーで見て、その切実さと、思い切りと、覚悟を感じる作品だった。話しかけてくれた上で、ブルーハーツが好きで、ということもわかった。ピンクの大竹伸朗だった。そこから、どこまで続けられるのだろう、そんなことを失礼かもしれないが、思ったりもしていて、そして、さいあくななちゃんという言われ方をされたエピソードも知って、その文章が率直で、その切実さが凄いと思った。

 

 原宿の街を歩いて、この前、映像作品を見た場所の先にギャラリーはあって、その中にピンクでうめられた小部屋があったから、すぐに分かった。すでに白人の女性が先にいて、その広くない場所にもう1人が入ると狭くなりそうだから、少し違う場所を見ていて時間をすごして、中に入る。まだ白人女性と話をしていて、その会話がそばで聞こえながら、絵を、作品を見る。線が多くなっていて、2年くらい前に見た時の切実さが、まだ衰えていない。若気のいたり、と言われそうだけど、そんな事と関係なく続けている。
 

 画集を買った。少し話をした。線が増えた、と思っていた。そして、あれから2年で描いたと聞いて、その密度とか濃度か、切実さも含めてすごいな、と思って、そんな話をして、エネルギーはどこから?みたいな平凡なことを聞いて始まっったら「何をしても描きます、そういうもんじゃないですか?」と穏やかに返ってきた言葉と気配に、なんだか凄いと思って、さらに、ゆっくり見たかったものの、後から人が来て、若くて、私よりも必要としているような人たちが来たので、そこをあとにした。

 

 もらったフライヤー(チラシ)は、美術館での大規模な個展のようによく出来ていたし、画集は、1200円だと安いと思った。うわーっと描いてある絵や作品と、冷静さのある画集の作り方とか、見せ方のギャップなどもあって、それも含めて面白かったし、自分のことを書いた文章が、すごくよかった。死ぬものぐるい。と言う言葉とか。 

 次も個展があったり、画集を出したりがあったら、また行きたい。

 

(2017年の時の記録です。多少の加筆・修正をしています)。

 

 

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