2016年9月3日。
五反田の、どこか分からなくなるような不安な場所に、ひっそりとあった。
中は、いつもの、というほど見ていないが、こういう絶妙な選び方と並べ方が作品として、いつも強度があるような気がして、それは、選ぶことが作品になる、と宣言したディシャンの子ども、という感じがする。
鮮やかさと、今の時代が残っていくような印象。この作家のフォロワーって、いっぱいいそうだけど、よく分からない。作家本人がいた。静かな情熱はありそうだけど、いつも澄んでいる印象がある。アトリエを出て、五反田へ戻る時にすれ違ったのは、たぶん藤代嘘だったと思う。
(梅沢和木 個展「画像の紙々」)
http://chaosxlounge.com/wp/archives/1850