2019年8月19日。
テレビで初めて見た時は、カラクリという感じだった。
だけど、実際に見ると、その完成度のようなものが、やっぱりすごいと思える。
「ここに散りばめられた物語。
それらは次々と光を投げ掛け、いくつもの時間を折り重ねる。
それは一瞬世界を照らし、またすぐに静寂の闇を呼び戻す。
でもその刹那的な瞬きは、永遠を夢みているのかもしれない。
ここは京楽と静寂が入り交じる物語の楽園。
ようこそ、MUTTONI PARADISEへ。
―― ムットーニ」。(リーフレットより)
『自動からくり人形作家「ムットーニ」こと武藤政彦。人形と装置の多様な動きに合わせ、音楽、光、本人の語りなどが重なり合いながら、物語や世界観が表現されるその作品は、他に類のないアート作品として多くの人びとを魅了しています。当館ではムットーニ作品7台を所蔵しており、開館以来特色あるコレクションのひとつとなってきました。2018年春、新たな3台が加わったのを機に、随時上映作品を入れ替えながら、その魅力をお伝えしてまいります』 世田谷文学館 (リーフレットより)。