Amazon | SHAME -シェイム- スペシャル・エディション [Blu-ray] | 映画
2012年3月28日。
見ようと思ったのは、かなり前の美術手帖という雑誌にスティーブ・マックイーンというアーティストが紹介されていて、映像作品を撮っていて、見たかった、という気持ちにさせたのだが、確かに、その人の作品を見たはずだった。
「無表情」というタイトルで、(このタイトル自体は全く覚えていなかったが)大きな丸太小屋の壁が倒れて来て、そこに立っている人間(どうやらアーティスト自身だったと思う)に向かって、壁で押しつぶされておかしくない状況なのだが、その壁に窓があり、その窓にその人物が通って、無事、という結果になる。ただ、それは、CGとかでない限り、微妙な誤差を生む可能性はゼロではなく、いくら完璧に計算したといっても、その場に立ったら、ある意味での疑問などは浮かんでくるはずで、それを見事にやり、そして、無表情であったのは、(この無表情さも記憶になく、その動きや、その場面の驚きは確かに、言われると、思い出す)やっぱり感心というか、驚きがあったもので、何度も見たくなるような映像だった。そして、もしかしたら、誰かが思いつくのかもしれないが、それを実行するのは、やっぱり勇気というものがいる。そして、そこに立っていたのがアーティスト自身だったのは、他にやれないだろうし、責任もあるし、という背景の事情まで考えたりするものでもあった。
セックス依存症の男と自殺癖のある妹。2人の姿を通して、人間の底知れぬ孤独を扇情的にえぐり出す。新進気鋭の映像作家スティーヴ・マックイーン監督が放つ衝撃作。ヴェネチア国際映画祭男優賞を受賞した主演のマイケル・ファスベンダーと、赤裸々なシーンに挑んだキャリー・マリガンの鬼気迫る演技に鳥肌が立つ。
女性の一人での客もけっこういて、若い女性の4人組みたいな客もいた。話題の映画のようだった。思ったよりも人がいた。
始まってすぐに、男性性器のアップみたいな映像。ほぼぼかしなしで、かなり大きいと思ってしまう。